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小林製薬(株)紅麹サプリ健康被害事件を風水学と四柱推命学にて考察Ⅰ(風水編)

小林製薬(株)紅麹サプリ健康被害問題を風水学と四柱推命学にて考察Ⅰ(風水学編)

 桜は散り行き、すっかり葉桜と化しましたが、拙宅の菜園では牡丹が満開となりました。

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牡丹の花は、開花後3,4日ほどで散りゆきますが、毎年バトンタッチするように、淡紅色→真紅色→白色の順に開花してくれます。
牡丹のほか、次から次と様々な草花が咲き誇り、春を彩ってくれます。
さて今回は、亡くなった方も出てしまった掲題について、投稿したいと思います。
小林製薬と言えば、「あったらいいな!をカタチにする」をキャッチフレーズとして、健康食品、医薬品、育毛剤、芳香剤など、様々なヒット商品を連発している、東証プライム上場会社ですが、今年になって紅麹サプリメントにより、多数の方が体調を崩して入院され、亡くなった方も出るという大変な健康被害事件になってしまいました。
どうして今このような問題が生じてしまったのか、風水学と四柱推命学の視点から考察させていただきます。
先ずは風水学の視点の考察です。
小林製薬は、武田薬品工業・塩野義製薬・田辺三菱製薬等、医薬品製造企業の本社が集まることで有名な、大阪・道修町に本社を置いています。(下画像はGoogleMapの衛星画像)

Google Map(衛星写真)

Google Street Viewで見ると、南側に少し奥まったメインエントランスがあることがわかります。

本社エントランス

旧日本長期信用銀行本社ビル
建物の立体構造としては、一階は南側が少し奥まった構造で、二階から上階よりフロア面積が狭くなっています。こうした立体構造の建物は、見た目にも不安定さを感じますが、いわゆる凶相の建物です。1998年に経営破綻した日本長期信用銀行本社ビル(右画像、現在は解体されて別のビルに建て替えられている)は、その代表的建物でした。
しかし長銀本社ビルとは異なり、小林製薬の本社ビル南側に、4本の立方体のRC構造の柱があり、見た目にもこの柱がしっかりと建物を支えている印象を与え、あまり不安定さを感じさせません。
(下図は、上階のフロア図面に赤点線で一階の向首※1を赤線で記したもの)

向首を点線で加筆した上階フロア図面

西側北西隅には地下駐車場出入口があります。社長はじめ重役の方々は、車で通勤されるでしょうから、駐車場出入口はメインエントランスに次いで、運氣を左右する氣口となります。

本社地下駐車場出入口

本社ビルは、竹中工務店が施工した地下1階付12階建のビルで、2009年竣工しました。
2009年竣工して開所しており、三元九運は第8運で、メインエントランスは南面1階にあり、24山方位では午向きです。上写真に24山方位、玄空宅運盤(飛星チャート)を加筆します。

本社方位図

衛星写真で建物を見てわかるとおり、南東方位が欠けています。南東は易卦「巽」九星「四緑」に当たり、風、長女、長い、整う、まとまる、商い、流行などの象意を持ちますが、「」があると年ごとの九星で、災厄、病厄をもたらす二黒、五黄が東南に回座するときに象意が裏返しとなった凶作用を及ぼしやすくなります。取り分け健康産業の場合は、病符殺の異名を持つ二黒(土星)が回座するときは要注意です。そして今年は、年二黒が南東に回座していますが、後述します。
以上ネットにて間接的に知りうる範囲ですが、本社ビルに関しての風水上重要なポイントを上述させていただきました。この情報をもとにして、衛星写真に重要な風水作用を記し、詳述させていただきます。1枚の写真にまとめるとごちゃっとして見ずらいので、2枚に分けました。

本社氣口の向星図

最も建物の運氣を左右するのは人の出入りのある氣口ですが、メインエントランスと地下駐車場出入口の二カ所となり、宅運盤と照合すると、メインエントランスの向星は8,地下駐車場出入口は向星2です。言うまでもなくメインエントランスが最も影響力のある氣口で、向星8ゆえ、第8運期(2004年~2023年)は8(八白)が最旺氣ゆえ、会社業績もすこぶる良かったことが伺えます。
実際、M&Aにより、多くの子会社を傘下に置き、ヒット商品を次々と連発しました。取り分けトイレ芳香洗浄剤のブルーレットは2014年に、売り上げがギネス世界記録に認定されています。
しかし第9運初年の2024年に入ると八白は衰氣となり、社運も衰運に入り、まるで目に見えないバリア(防御シールド)がなくなったように、宅運盤の凶星()と、年ごとに巡る九星の影響が強く表れるようになります。

本社理氣と本命卦関係図

先ず最も重要な氣口のメインエントランスですが、向星8(八白)が衰え、年九星の7(七赤)の影響を受けます。七赤が悪さをすると、破財、訴訟、口舌などの憂いがあります。
次に地下駐車場出入口ですが、向星2(二黒)で、年九星は4(四緑)が回座、四緑は小吉星ですが、五行で金の西や北西は座りが悪く、特に二黒や五黄と遭うと、これらの悪さを助長してしまいます。病符殺の異名を持つ二黒の悪さを助長し、健康産業である小林製薬にとっては大凶です。
また南東が欠けていますが、今年南東には二黒が回座し、疾病により、南東の象意である商売に、ダメージを与える可能性があったと言えるでしょう。
そして人が生来から持っている、磁性感応の傾向である本命卦が、吉凶作用の要因となる九星と同じ場合、その人への影響力が大きくなります※2。組織の長である小林彰浩社長の本命卦は坤で、九星では二黒となり、二黒のもたらす凶作用が社長個人のみならず、会社全体にも影響をもたらします。
運氣に大きな影響をもたらすふたつの氣口、そして建物の「欠け」の三か所におけるトリプルな凶作用があり、さらに小林彰浩社長の本命卦が「坤」(九星では二黒)であることが、今回の健康被害事件の遠因であることを、風水は教えてくれています。
しかし風水的環境要因だけで必ず凶意が具現化するわけではなく、人の命運の影響が左右します。家庭の場合は家長、会社組織の場合は社長の命運が関わってくるのです。
現在、小林製薬の社長は小林彰浩氏ですが、次回は四柱推命学の観点から考察したいと思います。

※1向首
建物の向きを司る氣口(玄関や掃き出し窓)のある建物面のこと。小林製薬本社ビルの場合はエントランスのある南面。
※2本命卦との関りについて
今回の場合は、欠けのある方位に年九星の二黒が回座し、社長はじめ重役が出入りすると思われる地下駐車場出入口の向星が2(二黒)、そして小林社長の本命卦が坤(二黒)であったため、二黒の凶作用が小林社長と会社自体に影響を及ぼしたと考えられる。
しかし凶作用だけではもちろんない。例えば第8運の最旺氣である八白は、元々九星の中でも最大吉とされているため、玄関など氣口の向星が8(八白)の場合、第8運期には本命卦「艮」の方は多大なる恩恵を受けやすい。実際ウメサンんちは第8運の子山午向で、玄関の向星が8、ウメサンの本命卦は艮で、多大なる恩恵をいただいた実感がある。
なお、九星気学の本命星は男女同じだが、本命卦は同じ生年でも男女で異なる。
また、二黒、五黄、七赤を玄空飛星では凶星とするが、二黒、五黄、七赤が本命星の人が凶運ということでは断じてない。あくまで風水学的な作用での限定的な凶意である。

追伸
ウメサンの私塾「立命塾」では、プロの鑑定士養成講座として、風水学、四柱推命学、易学の講座を行っていますが、2024年6月22日より、第18期実践的風水学講座が開講します。ご関心ある方はご照覧いただき、入塾をお待ちしております。

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