陰宅風水

~五十鈴川での禊ぎ&伊勢神宮内外宮参拝(財団法人伊勢修養団の『みがく講習会』)レポート後編~

2/8投稿記事の続きです。

2/7(日)は午前5時30分に起床し、男子は支給された手拭を持ち、上半身裸となって廊下へ集合。
点呼の後5分ほど乾布摩擦。高校時代に毎朝行っていたので懐かさも手伝ってか、心身ともに温もりを得ることができました。
その後正装して玄関へ集合し、いよいよ伊勢神宮内宮へ。
伊勢神宮内宮の鳥居
鳥居をくぐって、五十鈴川上に架かる宇治橋を渡り、手洗い場で手を洗い、口もすすぎました。(左画像は内宮の鳥居)
まだ6時過ぎたばかりの伊勢神宮は薄暗く、ひんやりとした空気の中、凛とした氣を感じつつ、樹齢数百年~千数百年の大木が居並ぶ参道を7~8分ほど歩き、正宮に到着。
今回は伊勢修養団の計らいで、正宮の敷地内に入ることのできる正式参拝を行うことができました。
正宮の正式名称は皇大神宮ですが、坐向は24山で最も高貴な象意を持つ子山午向です。伊勢神宮には“私”というものがなく、すべて“公”で、参拝時の祈願も私的な祈願ではなく、公的な祈願でなければ聴かれないのです。このことは今回の講習会で教えられたことですが、とても心に響きました。
思えば我々はいつも、困ったときの神頼みで、ああして下さい、こうして下さい、お願いします!と、必死に神仏にすがりついていますが、伊勢神宮ではそうしたご利益を願う祈りではなく、世界のため、国のため、国家のため、社会のために祈る『場』なのです。そう言えば天皇陛下のお言葉は、いつも国民の幸せを願う祈りから始まり、国民の幸せを願う祈りで終わっています。
確かに伊勢神宮内宮は、ご利益的な祈願ではなく、公的な、為に生きる祈りと願いを受け入れる、凛とした『氣場』であることを実感させられました。
そうした氣を受け、公的な祈りと共に、より多くのお客様の幸せへの道先案内人になれるよう努力精進します!と祈ることができました。こうした公的で為に生きる祈りこそ、天が喜び、また天に通じる祈りなのかもしれませんね。
正式参拝後、研修センターに戻り、着替えてから朝食、その後講話をいただいた後、受講生全員でセンターの掃除を行い、午前11時過ぎに閉講しました。
豊受大神宮
閉講後、ウメサン一行は伊勢神宮外宮(げぐう)へ参拝に行きました。(本来は先に外宮を参拝し、それから内宮を参拝するのが良いとのことですが、易学の陰陽理論からすれば正論と言えますね。今回はスケジュールの都合で逆となりましたm(__ __)m)
外宮へはバスで行きましたが、10分ほどで到着しました。外宮の鳥居をくぐって参道を左側通行で歩くこと5分ほどで本殿に着きました。思い返せば内宮は右側通行でしたが、歩行ひとつにも陰陽思想が取り入れられていることを知り、感激しました。
外宮の正式名称は豊受大神宮で、内宮に祀られている天照大神へのご神饌を奉る朝晩二回の祭事が、なんと1500年間一度もかかすことなく行われ続けているというのです!そのひとつを取ってみても、外国人観光客は驚きを隠さないと言います。(上の画像が豊受大神宮)
式年遷宮される地(内宮)
ご存知の方も多いと思いますが、伊勢神宮は20年毎に遷宮が行われていますが、内外宮とも2005年からそのための行事が行われており、2013年に御神体を中心とした正遷宮がなされます。まさに風水の学派の中の三元派や玄空派の理論にある三元九運や両元八運に則って、司る九星(現在は八白)の旺氣を迎えられるようにし続けているわけです。(左画像の塀の向こう側は、内宮が遷宮される予定地)
今回の講習会において伊勢神宮正式参拝をなす中、宇宙大自然の法則に則って、千年以上にも渡り執り行なわれ続けている祭事により、わが祖国日本は一度たりとも侵略されることなく守られていること、日本人として生まれたことの誇り、そして日本人が培ってきた精神の崇高さを実感することができました。

最後に、遅刻してきた我々を笑顔で迎え、そして玄関外まで出てきて笑顔で送ってくださった、伊勢修養団の研修センターにおける武田所長と、司会進行をして下さった保坂講師(なんとウメサンと同郷、それも数百メートル近くが実家)、心のこもった食事を作ってくださった賄いの方々に心より感謝申し上げます。

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