風水学 風水基本設計 占術

~風水設計により建築したI邸での風水鑑定実習レポート~

立秋を過ぎてからというもの、猛暑がぶり返して、うんざりする暑さで気分も滅入っていたウメサンでしたが、20日以降、秋雨前線の南下による久しぶりの雨と涼氣が舞い込み、息を吹き返した感があります。
土日と、私塾主催の「陽宅三元玄空地理講座」最終月の講義を催行させていただきました。19日まではずっと猛暑が続いていましたが、この2日間はエアコンを作動させる必要がないほど涼しく、快適に講義と演習を行うことができました。
20日の土曜日は、浅草の貸教室にて、玄空大卦擇日法の講義、
21日の日曜日は、午前中に玄空大卦擇日法の演習と筆記試験、午後は浅草で昼食をとった後、年初めから風水アドバイスをさせていただいたI邸に移動し、風水鑑定実習を行いました。
Iさんは立命塾3期生の主婦ですが、今回風水学を再受講しています。ちょうどこの期間に新築をすることとなり、ウメサンが風水監修をしながら、ほとんどはIさんが、基本設計から氣場改良工事、そして着工や地鎮祭の擇日を直接行いました。
正直言いますと、一昨年の本講座に受講したときは、なかなか理論や技法を理解するのに難儀しており、塾頭の立場としては心もとなかったというのが本音ですが、自分の家を建てるともなると、やはり真剣さがまったく異なり、再受講の今回は大変理解も深まったようで、施工業者さん、建築士さんと、時にはけんか腰になりながらも一所懸命に風水の観点で説明し、がんばりました。
基本設計段階で、施工会社の担当者と施主様、そして私の三者ミーティングをして詰めていくのですが、今回も春先に行いました。先ずは現場の敷地を実地調査してから、施工会社に向かいました。
施工会社の社長さんは、たたきあげの実践派で、またちゃきちゃきの江戸っ子気質ゆえ、ストレートに建築者としての立場から意見を言われ、最初はなかなか間取りが決定できなかったのですが、本当に住みやすく、そして幸せになれる家造りを念頭に置かれておられる社長さんでらっしゃることがわかりました。
なにせ、10坪ほどの狭い敷地に新築するゆえ、三元玄空風水で重視する、玄関の位置と向き、階段位置、システムキッチンの位置と向き、寝室の間取り、トイレ位置など、限定された狭い空間内ゆえに、自由性はあまりなく、生活動線や住みやすさを重視する施工会社の観点と、宅氣の吉凶を重視する風水の観点とは、なかなか焦点が合わないのは仕方のないことなのです。
風水を重視しすぎて、あまりにも動線が悪く、住みにくい家になってしまったのでは、人の氣が陰に傾き、これはよくありません。だから妥協も必要なのですが、かといって長く住む生活基地ゆえ、譲れないところは譲れません!どこを妥協点とするかをまさぐりながらの打ち合わせなのです。
そうこうお互いの意見を交換している中、だんだんとお互いの言わんとしていることを理解しあうことができ、間取りがだんだんと見えてくるようになりました。
なんだかんだ3時間くらいでしょうか、話し合う中、設計段階では風水上90点以上のプランができました。
まだラフ図面の段階ですが、その後、Iさんを窓口として、FAXの送受信を数回行い、図面に修正を加えて、なんだかんだ一ヶ月以上かけて、基本設計ができあがりました。
地鎮祭を行う前に、大量の炭を埋設する磁場改善工事を行いましたが、詳細は2011年4/26のブログ記事をご覧下さい。

I邸前面

風水基本設計の打ち合わせ後、3.11の大震災があったため、建材が不足して、一ヶ月以上工期が延びてしまいましたが、無事に玄空大卦擇日した吉日時に着工、そして地鎮祭を行い、その後工事は順調に進展して、8/25には鍵の引渡し、そして、玄空大卦擇日した大吉日時の
2011年8月30日15:21~17:20の申刻に入居予定です。
(右画像は、I邸前面)

I邸の向首
入居前の21日に、Iさんの許可をいただいてお邪魔し、風水鑑定実習をさせていただきましたが、三元玄空風水理論に基づく新築家屋ゆえ、生きた教科書となり、受講生の皆さんにとっても、大変良い勉強となりました。
先ずは受講生一人一人に、玄関で下盤してもらいましたが、見事に坐は癸のど真ん中でした。(左画像は1階前面)
その後屋内に入り、図面を見ながら1階から2階、3階と内覧しました。

I邸の風水上データをまとめると、下記のとおりです。

第8運2011年 癸坐丁向・完成入居 2011年(第8運)
 癸坐丁向
・格局「双星到向」
右図は、I邸の玄空宅運盤
(各宮、上段;坐星(左)と向星(右)、中段;運星、下段;2011年盤)

玄関には8の旺氣が進入、
1階の子供部屋は16、
2階のDLは88、
3階の寝室は88、
コンロは坐9向8
で、すべて吉です。
階段は、25、52にならんように留意し、79です。

受講生のみなさんにこの家屋を採点してもらいましたが、みんな90点以上をつけてくれ、Iさんも大変喜んでいました。
今後、立命塾の風水鑑定実習に利用させていただくことをIさんに快諾いただきました。

ぜひIさんには、この家屋を生活基地として、幸せになってもらいたいものです。

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