風水学 風水鑑定

~江戸時代から農耕で行われていた天地返しより学ぶ陰陽交合の重要性~

ウメサンんちは、関東でも郊外にあたる埼玉県桶川市、桶川市内でも郊外にあたる川田谷にありますが、まだまだ田畑の多い地域です。ウメサンんちは農家ではありませんが、さほど広くはない庭と畑があり、完全に家庭菜園ですが、たいがいの野菜は栽培しています。夏季には、スイカやゴーヤ、トマト、オクラなどを栽培しますが、今年は例年にもまして豊作、数も多いですが、スイカをはじめトマトなど大玉で、味も美味しいです。
(画像は2つとも、4日の朝取り野菜。右画像のエイリアンの頭みたいなのもスイカですが、これは近所の農家からいただいたもの。)
4 収穫大玉スイカ2個4朝どり野菜
スイカを切って家内と「美味しいね。」と食べながら会話している中、家内が「今年は冬に天地返しを初めてやったのが良かったのかも。」とちらっと語りました。仕事柄、“天地”という単語には敏感なため、すぐに家内に「天地返しって何?」と聞くと、近所の農家の人から、春になる前に、天地返しとは土を深く掘り返すことだというのです。それにより、土中の害虫や害となる菌類が死滅して、次期の栽培が良くなるということを聞いて、今年は春になる前に行ったということでした。
農家の方には当たり前のことでしょうが、これこそ、風水が重要視する「陰陽交合」に他ならず、家内を抱きしめんばかりに感動を覚えました(実際にはしませんでしたが…^^;)
Wikipediaによれば、
「天地返し(てんちがえし)とは、農耕分野の用語で、深耕し、耕地の表層と深層を入れ替えることである。
効果
大型機械を用いて耕地を耕すと、その踏圧によって耕盤層と呼ばれる硬い層が形成される。このような層に作物は根を張ることができないため、作物が充分な根を張るには深耕する必要がある。深耕自体にもこのような効果がある。
さらに、耕地の表層と深層を入れ替える天地返しという観点では、以下のような効果もある。これらは連作障害の回避にも繋がるものである。
寒気に耕地の表層と深層を入れ替えることで、深層で越冬しようとしていた害虫、雑草の根、土壌病害の原因となる病原菌を寒さに晒し、退治する
前回の耕作で使った堆肥が深層に溜まってしまうため、その堆肥を表層に出すことで均一化する。
江戸時代の富士山噴火の際は火山灰によって農作物が育たない事態になったため、天地返しを行った記録があり、実際にその地域では断面でみると土の色の違いで天地返しが行われたことがわかる。」
とありました。
風水学的に補足しますと、天は陽、地は陰で、人が土を深く掘り返すことにより、天地人三才の氣が交わり、地表においては陰陽交合がなされていることになります。
風水学では、陰陽交合することにより、創開(創造開発発展)するとされますが、江戸時代から行われていた天地返しは、まさに天地人三才の氣が揃い、陰陽交合をなすことの実践に他ならず、感動を覚えたウメサンでした。

まさに『温故知新』です!!

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