風水学 雑記(風水) 開運法

~山積する日本国内外の諸問題解決の鍵は大震災被災地の復興にある!!~

 三月中旬を迎え、明日21日は春分、そしていよいよ桜開花が近いですね(^^)
 三月二回目のブログ投稿は、「山積する日本国内外の諸問題解決の鍵は大震災被災地の復興にある!!」と題し、風水師の視点で考察させていただきました。
 今月11日で、あの東日本大震災発生から丸4年となりましたが、今だ被災地における復興は途上にあります。
下の地図を見ればわかるように、日本の首都東京から見て、被災地はすっぽりと北東方位に入ります。

東京起点の方位図

北東(中国風水では、東西を先にするので、以下東北と記す)の後天八卦※1は「艮」、この艮の象意には、山、不動産、相続、蓄財、変化、少年などがありますが、大震災以降、この象意が悪い形で具現化していると感じます。
震災以降における、これら象意に係る動向を見てみましょう。

昨年の御嶽山水蒸気爆発で56人が犠牲となる。
小笠原諸島の火山島「西之島」が拡大中。
桜島や阿蘇山、浅間山などの火山活動が活発化の兆し。
不動産
現在の第二次安倍政権は、大震災翌年の2012年に発足しましたが、竹島や尖閣諸島の領土問題は悪化し、解決の糸口は見えていません。領土は国家的不動産と言えるでしょう。
貯蓄
手取り収入の何%を貯蓄に回しているのかを示す数字を表す貯蓄率も、内閣府が昨年末に発表した2013年度の国民経済統計によると、始めてマイナスに転じました。
少年
つい最近起こった川崎中二殺害事件をはじめとした犯罪の低年齢化、特に未成年である少年犯罪が目立っていると感じます。(実際未成年者の凶悪事件を調べると、震災以前の3年間と以後の3年間では、以前が19件、以後が30件と1,5倍に増加しており、30件のうち24件は少年が絡んだ事件であった。)
などなど

 日本の家相学では、東北は表鬼門とし、玄関やトイレ等水回りがあることを大変忌みますが、風水学では八方位のひとつとして、日本家相学ほど怖い方位とは考えません。しかし、先天八卦の陰陽を分かつ方位として、“鎮”静化すべき大切な方位であるとします。もし“鎮”(清掃、整理整頓され、さらに陰にも陽にも偏らないこと)となっていない場合は、鬼門の名の如く、災厄を招きやすいと考えます。
 この住宅レベルの作用は、よりマクロな環境にも適用でき、日本の国土に当てはめた場合、首都東京から被災地はすっぽりと東北方位にあたり、大震災による被災地の復興がままならず、4年も経っているのにまだまだ惨状が目立つということは、風水学的には“鎮”を犯していることになっており、昨今の国内外様々な事象として表れていると感じてなりません。取り分けこの小さな日本列島には、世界の火山の1割近くが存在していることを考えますと、富士山はじめ火山の噴火活動の兆候が大変気になるところです。

 2020年東京オリンピックに向けて、公的事業が進みつつありますが、その成功如何も被災地の早期復興にかかっていると感じます。先ずは東北「艮」方位にあたる被災地の早期復興に国家も力を注ぎ、我々国民一人一人としても、先ずは意識を持ち、募金や援助活動などできることを実践していかねばならないと痛感させられました。

※1後天八卦
  正式には、文王後天八卦と呼ばれる。伏義のつくったとされる先天八卦の配置を換えている。
 先天八卦を「体」、後天八卦は「用」※2とされ、宇宙創造過程ならびにその存在様相を図化した先天八卦に対し、後天八卦は人間の活動様相を図化しているとされる。
 文王は、倫理道徳を示す為に、伏義八卦次序(乾兌離心巽坎艮坤)の順番を並べ替え、乾坤震巽坎離艮兌(順番に父母長男長女次男次女三男三女の8人家族に当てはめられている)としたが、これは「文王八卦次序」と言われている。しかしこの並べ方と後天八卦の並び方の関連性については、諸説あるがよくわかっていない。
 結論として、宇宙の創造過程と存在様相を暗示しているものが先天八卦で、人間社会における規範や活動様相を暗示したものが後天八卦で、先天後天ともに、人が考えて作ったものではなく、天啓として与えられた図形として解釈すべきであろう。
 人間社会の規範や活動様相を図化した後天八卦ゆえ、先天八卦とは異なり、八方位と連結し、東北方位は「艮」にあたるのである。

※2体と用 … 体は主体、本質で、用は客体、作用を表す易学用語。

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