四柱推命学・算命学 易占

天才棋士藤井聡太四段を命理学的に考察

 7月を迎え、今朝の桶川は梅雨らしい、しとしと雨です。緑のカーテンにすべく張ったネット上に、だいぶゴーヤーも伸びてきました。

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 月に二回のブログ投稿を己に課していたので、昨日6月晦日、夜中になっても投稿しようと思っていたのですが、一ヶ月の疲れがたまったのか、眠気に負けてしまいました。還暦を過ぎ、五十代までのように、夜中の1時、2時過ぎまでパソコン作業をする気力が失せてきました。年齢には勝てませんね。今後は朝型に切り替えて、早寝早起きの健康的生活を心がけていこうと思っています。
 というわけで一日遅れになってしまいましたが、掲題の内容で考察させていただきます。
 それにしても若干14歳、中学生棋士の藤井聡太君、すごいですね。デビュー以来29連勝とは、実力もさながら、強運の持ち主でもあるに違いありません。
 藤井四段は平成14年7月19日生まれで、命式は次のとおりです。

生年 壬午己 偏財 劫財 帝旺
生月 丁未乙 印綬 正官  衰
生日 戊子癸     正財  胎
生時 不明
空亡() 午未
格 正官破格
 金水
守護神 壬癸甲
特徴 宿命二中殺 三寶の命、
大運 
0歳~6歳8か月 丁未 印綬 衰
6歳8か月~16歳8か月 戊申 比肩 病
16歳8か月~26歳8か月 己酉 劫財 死
・・・

 藤井四段は、とても14歳とは思えぬほどの落ち着きと気品を感じますが、破格と言えども正官を元命に持ち、さらに正財、正官、印綬がそろった「三寶の命」ゆえだと納得がいきます。
 また、生年干支と生月干支が壬-丁、午-未の天地徳合で、若い頃から功名をなす暗示があります。
 そして何よりも最も大きな特徴は、生年支と生月支が午、未の宿命二中殺という珍しい持ち主だということです。これはまさに自分一人しか頼れるものはいないという命式です。古来よりこの天冲殺は精神社会において大成をなすと言い伝えられています。生年天冲殺によって親に頼れず、生月天冲殺によって社会に迎合でき難いのですから、求める人生というのが精神世界になりやすく、精神社会に入ることが宿命的な役目とも言えるでしょう。
 ただし子供運に欠点があり、男よりも女の子に縁があり女系家族を作りやすい形となります。また妻帯しない場合は、僧道等の世界において高位に登る天命とされています。命理学的には、後詰とも言える年干支、月干支が空亡すなわち無であるということは、有形のものを形成しようとすれば、相当に無理があるとされています。
 しかし人間性の純粋さと素朴さは、何にもまして見事で、自分自身に正直に、あるがままに自然体で生きていけば、己の良さが出てくるのです。
 将棋は、縦一尺二寸(約36.4cm)、横一尺一寸(33.3cm)の将棋盤上で展開する、相手の王将を詰める戦(いくさ)ですが、高い精神性と考察力、忍耐力を要するとされます。こうした勝負師、求道者の世界である棋士は、まさに藤井四段の天職と言えるでしょう。
 大運(十年運)はまだ第一運(6歳8か月~16歳8か月)にあり、生日干支と戊子-戊申の大半会を形成し、生日支は帰着点、結果の場ゆえ、己の努力次第で、想定外の大きな成果がもたらされる期間です。今後も、申~酉~戌の西方金運となる大運期に入っており、調候用神である金が勢いを増し、さらなる活躍が期待できます。
 今後どこまで連勝が伸びるのか、もちろん連勝はいつかは止まり、負けが込むこともあるでしょうが、まだ若干14歳、飽くなき探求心を持ち続け、将棋の求道者としてさらに究め、AIにも勝てる棋士となってほしいと思います。

 命理学に関心のある方は、9/16開講の第11期立命塾実践的四柱推命学講座をご受講いただければ幸甚です。

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