9月に入ってから、涼しい日が続きますね。
まもなく二十四節気の白露、草花に朝露が結ばれる時節の訪れを告げてくれますが、今年はその通りの気候になりましたね。
さて今月最初の投稿は7/30の続編で、前回は考察1として、巒頭風水上から考察しましたが、今回は理氣風水の観点からの考察となります。
上画像は7/30に掲載済ですが、説明上再度掲載致しました。
先ずは首相官邸から・・・
前回に前述しましたが、現首相官邸は2002年竣工で、その年に開所して使用されています。
よって三元九運では第7運、坐向は酉坐卯向で、玄空宅運盤左図のとおりです。
所謂、「旺山旺向」の格局で、第7運(1984年2/4~2004年2/3)は好運期でした。この時期は小泉政権下にあり、「構造改革なくして景気回復なし」をスローガンとして、国民からの絶対的支持をバックに、反対する者は自民党議員さえも敵視し、一切派閥を考慮した組閣を行いませんでした。マスコミは「小泉劇場」と銘打ち、ある意味大変活発で刺激的な時代でしたが、そうした意味では7(七赤)破軍の象意が、強運下で現れていたと言えます。
構造改革の中心は郵政民営化でしたが、実際に法案が可決されたのは、郵政民営化の賛否を国民に問うとして「郵政解散」後の衆議院選挙で圧勝し、国民の信を得てからの2005年10月14日でした。すでに第7運を過ぎ、第8運に入っていましたが、風水では「始源」、すなわち物事行事を行う開始を重視します。郵政民営化は2001年の小泉政権発足時から手掛けていたため、その勢いのまま第8運に入ってまもなく可決されていったのです。とは言え、第7運期過ぎての可決ゆえ、七赤破軍の象意どおり、波乱含みではありますが・・・。
小泉首相は、2006年に任期満了し、そのまま政界を引退しました。その後の内閣総理大臣は、
小泉純一郎→安倍晋三(第1次)(2006年)→福田康夫(2007年)→麻生太郎(2008年)→鳩山由紀夫(2009年)→菅直人(2010年)→野田佳彦(2011年)→安倍晋三(第2次)(2012年)と、なんと7年連続で交代するという不安定さでしたが、旺山旺向の恩恵が第8運期には完全に去り行き、むしろ七赤破軍のマイナス面での象意が具現化していると言えるでしょう。
第二次安倍政権になってからは5年間継続していますが、その安倍首相も森友学園・加計学園問題で大揺れなのは、ご存じのとおりです。
もしも竣工ならびに開所を2004年2/4以降にしていれば、右図の双星会坐となる宅運盤※1となり、日本の政権ももっと安定していたかもしれませんが、後の祭りですね。
風水師の立場からのアドバイスとしましては、官邸には屋根付きの中庭があるようなので、吉日時にこの屋根をある期間以上空け、改換天心(宅運刷新)※2して、第8運に刷新することです。そうすると上図の宅運盤とすることができます。
そして、2024年2/4を過ぎた吉日時に改換天心(宅運刷新)して、第9運に刷新すると良いでしょう。第9運時における酉坐卯向の宅運盤は左図のとおりです。双星会向の格局となり、玄関には令星の9(九紫)進入で、取り分け日本経済の好景気が期待できるようになります。
首相公邸に関しては、次回考察3として行います。
※1 玄空宅運盤
上段の赤字は、2017年九星年盤
中段の左は坐星(山星)、右は向星(水星)
下段は、運星
※2 改換天心
宅運刷新とも呼び、現在の三元九運の宅運に刷新すること。たとえば第7運時入宅の家宅を、現第8運の家宅の宅運盤に刷新することである。
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