四柱推命学・算命学 風水学 擇日

ロシアによるウクライナ侵攻を風水学と命理学で考察

ロシアによるウクライナ侵攻を風水学と命理学で考察

春分の翌日22日の関東は真冬並みの寒さで、拙宅のある桶川では雪が降り、土の部分は3㎝ほど積雪しました。開花し始めた桜もびっくりしたことでしょう。
さて今回はロシアのウクライナ侵攻についての考察記事です。
2月24日の5時頃に、プーチン大統領が「ウクライナ政府によって8年間、虐げられてきた人々を保護するため」という大義名分をもって軍事作戦を開始するとテレビ演説し、その直後にウクライナ各都市への砲撃が開始され、6時過ぎにはウクライナ東部のハリコフ付近に侵入を開始しました。
2月12日の投稿記事 2022年の運勢と風水対策1『検証と予測』にて、五黄中宮の今年は、大きな天災や人災が起こるリスクが高いと予測しましたが、早速大変な戦争となってしまいました。
先ず風水学的に考察してみましょう。
下記はウクライナの首都キエフ市にある大統領府付近のGoogle衛星画像です。

ウクライナ大統領府の衛星画像(Google)

画像でおわかりのとおり、ウクライナ大統領府はロの字型をしており、中央が抜けた形状となっています。こうしたロの字型の建物は、屋内の方位基点となる太極が屋外に出ていることになり、主人(国家では大統領や首相)がいない、すなわち家や国家を治められない大凶の形状なのです。特に年五黄が中央(中宮)に回座する年に、凶事が起こる憂いがあります。
ウクライナは2014年2月にも、親露派武装勢力とロシア軍との軍事衝突「クリミア紛争」が起こりましたが、この遠因は2013年のウクライナ国内における経済低迷にあるとされ、2013年は五黄中宮の年でした。そして2014年は大統領府の向きとなる西北に年五黄が回座したのですが、玄関に年五黄が回座するときも災厄を招きやすく要注意だったのです。

次に命理学の視点から見てみましょう。
プーチン大統領は1952年10月7日(生時不明)生まれで、命式原局は下記のとおりです。

プーチン大統領命式原局

元命は「正財」で、規律に厳しく、生真面目な性格です。
生時が不明ゆえ断言できませんが、我が身日干の丙は酉月生まれで月令を得ておらず、丙火を強める木火がなく、かなりの身弱です。身弱だから凶というわけではなく、(十年運)や歳運(一年運)の影響を受けやすい命式です。
正財格で身弱の人は神経過敏な方が多く、外見とは反して臆病なところがありますが、今回の軍事侵攻も、ウクライナが西側のNATO入りすると、核配備されてロシアが脅威にさらされるのを恐れての侵攻だと言われていますが、そうした性格の現れと言えるでしょう。
次に大運(十年運)を見てみましょう。

プーチン大統領 大運表

現在69歳のプーチン大統領は、60歳4か月~70歳4か月までの十年運にあり、大運干支は丙辰の比肩運にあります。生日干支「丙戌」とは納音となっており、今まで積み上げてきたものを壊しあるいは壊され、再構築するときで、生日支は家庭の場ですが、大統領という立場では国家や領土をも意味します。十年運最後の一年間に入っていますが、30年毎の大きな転換期である接木(せつぼく)運にあり、今回のウクライナ侵攻は国家、領土再構築の行動と言えるでしょう。
さらに戌の蔵干通変星「食神 墓」を冲する「」となります。食神は衣食住の豊かさを意味しますが、壽星とも呼ばれ長寿健康の星です。しかし付く十二運が墓の場合、若いときは自分の能力が開花して衣食住に恵まれるのですが、年老いてからですと文字通り「墓」が開く憂いがあり、取り分け長寿健康の「食神」ですから、健康を害する憂いがあります。一説によると、パーキンソン病を患っているのではということですが、肝臓や脳神経系に当たる五行の木が不及(ない)している命式ゆえ、信ぴょう性があると感じます。
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領はどうでしょうか?
下記はゼレンスキー大統領の命式原局です。

ゼレンスキー大統領命式原局

食神格で、食神に墓が付くため、資本が集まる命式です。月支食神格の人は、ふくよかな人が多く、また弁舌が上手です。しかし正官と偏官を併せ持つ官殺混雑のため、落ち着かない運勢で、職業や居住地が変わりやすいです。大統領という国家の長であれば、国自体が不安定となる憂いがあります。
下記はゼレンスキー大統領の大運(十年運)です。

ゼレンスキー大統領 大運表

現在44歳で、36歳4か月~46歳4か月の十年運にあり、大運干支は「己酉」で、生年支「巳」、生月支「丑」と、巳-酉-丑の三合金局を形成し、「異次元融合」の十年間でした。
実際、普通の教師が大統領選挙に出馬して当選し、大統領となって活躍するという、2015年に放映された、政治風刺のコメディードラマ「国民の僕」に主演して人気を博し、2016年には映画化もされたのですが、ナント!実際に2019年に出馬し見事、コメディアンから大統領になってしまったのです!まさに異次元融合そのものでした。
しかし元々、官殺混雑の持ち主で、さらに壬寅年の今年2022年は、丁-壬-丁と「妬合(とごう)」が形成されています。壬の通変星は「正官」で、正官は男性にとっては権力や子供を意味しますが、国家の長である大統領にとってみれば、国家権力や国民に相当し、大統領としての座が揺れ動き、国民が混乱するという暗示になりますが、まさにその通りの事象となってしまいました。

さて最後になりますが、吉凶日時を占う擇日法で見てみましょう。
三元玄空風水では「始源」といって、開始時を重要視し、開始時の吉凶が結果の吉凶を決めるといっても過言ではありません。
ロシアの国営放送でのテレビ演説が、2月24日のモスクワ時間で朝5時でしたが、均時差などを考慮するとモスクワでの真太陽時では5:17となり、十二刻では卯刻となります。
下記は玄空大卦擇日法による2022年2月24日卯刻の課式です。

2022.2.24卯刻 玄空大卦擇日(プーチン大統領)

赤字は凶ですが、年干支と月干支が同じ壬寅で、日干支の戊申とは天戦地冲(天干同士が剋、地支が冲)で、年と日、月と日というWの天戦地冲となっており、大凶日です。
玄空大卦擇日としては、プーチン大統領の生年卦氣五行が水、この日の卦氣五行が火で、水剋火と氣が減じられる日でした。
天元烏兎擇日ではこの日は、「財を失い、七たびも横事(不幸な出来事)が続く」とされる計都日という凶日でした。
実際、短期決戦を予期していたにも関わらず、一か月以上の長期戦になって、ロシア軍もかなり死者を出して疲弊しており、米国をはじめ日本、そして西欧諸国がかなり厳しい経済制裁をロシアに施しており、ロシア国民の生活に大きな影響が出始めています。
最近のニュースでは、プーチン大統領は核兵器使用も持さないとの声明を出しており、生物化学兵器の使用が噂されています。しかけた限りは後に引くに引けない自家撞着の状況となったロシアが、そうした蛮行に出ないという確証はなく、とても心配ですね。
そうした最悪のシナリオを回避すべく、なんとか、中国の仲介等により、先ずは停戦条約が早く結ばれ、そして和平条約の締結という運びになることを、切に祈るものです。

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