2022.10.09 陰宅風水鑑定実習を催行しました
さて今回は、10月9日に催行した陰宅風水鑑定実習についてのご報告です。陰宅実習は、陽宅三元玄空風水講座を修了後、三元三合総合羅盤の使用法講座、陰宅三元玄空風水講座の両講座修了者に対し、行っております。
ウメサンは毎朝日筮を行っていることは前述しておりますが、当日の易卦は、
本卦「天水訟」、上爻変で「澤水困」に之く
と出て、あ~、今日は天気予報も15時過ぎから雨だし、スムースには行かないな!と覚悟して出発しました。
易占の説明は、実習の報告後にさせていただきます。
今回の実習参加者は9名でしたが、10時に福生駅にて待ち合わせ後、二台の乗用車に分乗し、先ずはあきる野市にある霊園に向い、三元玄空風水を駆使して建立された風水墓における実習を行いました。10:30には現地に到着する予定でしたが、カーナビのいたずら?があり、1時間遅れて11:30到着となってしまいました(^^; 詳細は後述致します。
巒頭(らんとう)風水の四大原則「龍穴砂水」の観察
羅盤による坐向測定法の伝授
雨水を流す水口※の測定法の伝授
を行いました。
午後は八王子市内にある多摩御陵・武蔵御陵に移動して、大正と昭和の天皇陵と皇后陵の参拝、羅盤測定を行いました。
下盤(羅盤測定)中、他に数組の参拝客が来ていましたが、中には若い方の姿も見られ、まだまだ日本は安泰だなと安心しました。
多摩陵(大正天皇と皇后の御陵)、武蔵陵(昭和天皇と皇后の御陵)についての風水考察は、
多摩御陵・武蔵御陵風水考(参拝と下盤)
多摩御陵、武蔵野御陵風水考Ⅱ(巒頭風水で考察)
多摩御陵、武蔵野御陵風水考Ⅲ(理氣風水で考察)
にて詳述していますので、参照ください。
下画像は、上皇と上皇后の御陵予定地で、御陵地の最も西奥に位置します。
御陵では1時間半ほど実習を行い、15:30頃に修了し、御陵の門前にて記念撮影をしました。
(撮影者の大河李鳳先生は写っていませんm(__)m)
陰宅実習後17時から、立命塾研究会の安藤尚尭事務局長が予約してくれた満福楼にて、事務局長も合流して、楽しく懇親会を行いました。コロナ禍のため、これだけの人数で立命塾の懇親会を行ったのは3年ぶりでした。20時には一次会を終え、近くのカラオケ店にて二次会も行いました。ウメサンも久しぶりにだいぶアルコールが入り、ほろ酔い気分で宿泊ホテルに辿り着きました。
さて、無事に陰宅風水鑑定実習は修了できましたが、行程としてはスムースには行かず、日筮の教示どおりでした。
再度日筮結果を確認してみましょう。
天水訟は、天が上、水が下で行動の方向が異なり、くい違い、争いが生じるゆえ、『訟』と命名されました。
変爻となる上爻の爻辞は、「過剛が卦極におり、凶。強引に押し切って訴訟に勝っても、衆人の妬みや恨みを買うことに成り、勝って得た物もすぐに奪われてしまう。」です。
擇水困は、澤の下に水があるとは、澤に水がない状態で、困窮を意味します。
出発前、この易卦が出たことで、今日は15時過ぎから雨という天気予報でしたが、本卦も之卦も坎水が出ていたので、その通りだな、実習中は雨が降らないことを祈りました。
また、スムースに行程は行かないことを覚悟し、そんなときも強引に事を進めず、臨機応変に、しかし実習生から反発を買わないように留意して、事を進めていこうと、福生駅に向う電車内にて、己によくよく言い聞かせました。
予定通り10時に福生駅に全員集合でき、先ずはほっとしました。人数が多いので、2台の車に分乗し、私は大河先生の運転する車に乗りました。大河先生がカーナビで、霊園名を入れて検索し、そこに設定をしていざ出発!
予定では30分ほどで現地に到着のはずでしたが、結構渋滞しており、設定地にあと500mほどとなったときには11時近くになっていました。よくよくカーナビを確認してみると、全く違う地点に設定されていました。まさに狐につままれたような感覚でした。
後から振り返ってみると、霊園名の検索結果が2つ出ていて、設定したほうは霊園の管理会社の住所だったのです。そこから再度設定し直して再出発、現地に着いたのは11:30過ぎでした。
風翔先生の運転されたもう一台のほうは、予定通り10:30頃に現地に到着していました。
1時間のロスとなってしまいましたので、本来は御陵への移動途中にあるファミレスにて、昼食をとる予定でしたが、現地に向かう途中に風翔先生に電話して、弁当を人数分購入してもらい、御陵へ移動の車中にて、昼食をとってもらうこととしました。実習生には大変申し訳ないことをしました。
お陰様で実習は予定通り15:30頃終わり、記念撮影を終えて車に乗り、出発した途端、雨が降り始めました。もし臨機応変に車中弁当に切り替えてなかったら、御陵では雨中の鑑定実習となり大変でしたが、ほっと胸をなでおろしました。
16時には八王子駅に到着し、時間があったので駅ビル内にあるサンマルクにてお茶をし、みんなで満福楼に向いましたが、かなり雨足が強く、傘を持ってこなかった実習生もおり、相合傘で向かいましたが、結構濡れてしまいました。まさに日筮の
本卦「天水訟」、上爻変で「澤水困」に之く
どおりの結果だったなと、またまた周易のすごさを感じさせられました。
それでも懇親会は楽しいひとときを送ることができました。
立命塾研究会は、立命塾講座を修了して免状取得した門人たちによる研究と交流の会ですが、年末となる12月に、3年ぶりに対面によって催行する予定です。
註)※水口
本来は河川の合流点を指すが、風水墓においては、雨水を流すための、柵に築いた管や切れ目を指し、三元派においては、墓向に対して吉となる64卦方位に築かれる。さらに易卦は6爻あるので、64×6=384爻の方位のうち、吉となる爻に築くのがベストとなる。立命塾では、陰宅風水講座にて伝授させていただいている。
追伸
第16期立命塾実践的易学講座募集中です。
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