風水探訪

「ゼロ磁場」風水考

 早いもので6月もあと3日を残すのみですね。あいかわらず、カラッと晴れる日のない曇天の梅雨空が続いていますが、そんな天候に呼応するように、サッカーワールドカップでは我が日本が予選で敗退し、巨人も泥沼の7連敗と、なかなか心の晴れない6月のケロケロウメサンです。どんなに強運な人でも、どんなにポジティブ思考であっても、またどんなに風水環境を整えようとも、やはり運気のバイオリズム、アップダウンはあるもので、日本サッカーも巨人も、そしてかくいうウメサンも、雨降って地固まり、再び上昇気流に乗る日も近い!と信じてやみません。
 さて今回は長らく中途だった、入野谷の「ゼロ磁場」に関して投稿させていただきます。5/17~18と、長野県長谷村にある入野谷の「南アルプス生涯学習センター」にて、風水探偵団の斉藤さんと「第1回玄空飛星派風水研究会」を行ったことはお伝えしました。
 この学習センターは、ここ数年テレビでも話題となった「ゼロ磁場」の分杭峠の麓にあります。分杭峠ですが、平成7年7月2日に中国人気功師である張志祥氏が訪れた際に、中国の蓮華山に匹敵する世界有数のゼロ磁場と認定されました。「あの沢の下にとても良い香りを出している場所がある。そこは蓮花山と同じように良い場所である。ここに建物を建てれば元極堂のようになる」「この場所は、蓮花山と同等かそれ以上に気の良い場所である」とおっしゃられたということです。(画像は、分杭峠にて地磁気を計測しているケロケロウメサン)分杭峠にて地磁気を計測しているケロケロウメサン
 そしてこの気のよい土地に、気の科学的研究における第一人者の佐々木茂美博士の指導により、ゼロ磁場の実験場として、入野谷(いりのや)(南アルプス生涯学習センター)が建設されたということです。
 この入野谷は、地上4階、地下1階の5階構造ですが、更に地下4m部分に炭柱(3箇所)を埋め、銅鏡・太極皿・水晶を埋め込んで定礎としいます。また、最上階の瞑想室上部の屋根にはピラミッドを設置し、さらに天の気を取り入れやすいとされる大型の水晶にコイル・マグネットをピラミッドの頂点部分に配置しています。
 佐々木教授の説によれば、分杭峠は中央構造線上に存在し、二つの断層が押し合い、双方の力が均衡していることから巨大なエネルギーが蓄積され、地底から絶えず生気が発生しているということですが、この入野谷では、ソーラー発電により磁場を形成し、ピラミッドから地下、また地下からピラミッドへと一方向通電による磁界の交差、つまり双方向磁界を作り出し、均衡する力の拮抗による『ゼロ磁場』を人工的に創出して、建物全体に『気』を取り入れようとする画期的な試みがなされました。 さて、“ゼロ”磁場ということですから、文字通り磁力が数字上“ゼロ”なのだろうということで、さっそくウメサンは持参した磁場測定器でもって計測してみました。すると案の定、双方向磁界が作り出されているといわれる柱近くの鉛直磁力はほぼゼロでした。1mも離れると、鉛直磁力は0,15ガウス前後となりました。ちなみに建物の外にある河原で計測したときは、全磁力で0,43ガウス、鉛直磁力で0,34ガウスでした。この結果から、たしかに研修センター内においては、人工的にゼロ磁場が作られているようです。ただその及ぶ範囲はかなり局地的でした。(画像の左にある柱部分で、双方向磁界を作り出している。)ゼロ磁場を作り出している太極柱  分杭峠においても磁場を測定しましたが、鉛直磁力で0,2~0,3ガウスの範囲でしたので、測定した箇所は、残念ながらゼロ磁場から少しはずれていたようです。次回行ったときは、もう少し広範囲で測定してみたいと思っています。
 佐々木教授の説では、双方向磁界が作り出され、均衡している「ゼロ磁場」に良い気が生じるということになるでしょう。
 一方イヤシロチ研究で昨今注目を浴びている故楢崎皐月博士の説では、地表の電子密度が高い、すなわち磁場がより高い地を、イヤシロチ(優生成育地帯)としていますが、実際大量の半導体となった炭を埋設することにより、磁場を高めてイヤシロチ化することができ、ウメサンも気場改良と名付けて今までも相当数行ってまいりました。
 風水では、大地の気の流れを「龍脈」、大地の気があふれ出すスポットを「龍穴」といいますが、「龍脈」「龍穴」と、「ゼロ磁場」「イヤシロチ」との関連性に関しては、今後風水探訪しながら、体感的にも科学的(磁場測定等)にも研究していきたいと思っています。いずれにせよ、「地電流」が大きな鍵を握っていることは間違いないでしょう。

この記事はお役に立ちましたか?

★をクリックしてください。

平均評価 / 5. 投票数