干支の活学 四柱推命学・算命学 開運法

祝!建国記念の日

 2/11は、建国記念の日でした。
 各国々で、建国記念日が制定されていますが、日本の建国記念は、何を記念としているのか、ご存知でしょうか?こんなことをお尋ねするのは大変失礼かと思うのですが、年配の方はともかく、愛国心の薄くなった若い世代においては、知らない方のほうが多いのではないでしょうか?
 建国記念の日は、紀元前660年2月11日(旧暦正月)、神武天皇が初代天皇として即位したとされる日を記念して制定されました。ですからそのときを起点とすれば今年は、皇紀2668年ということになります。
 神武天皇の実在に関しては、学問的には否定的見解が強いのですが、そうした見解を含めながらも、建国記念の日の意味について、学校教育の場で教えられるべきではないかと思います。
 さてこうした教育関連の話をし始めると、ウメサンは熱くなりすぎ、本題からはずれるのが目に見えていますので、ここまででさておき、干支学に基づいて、日本建国の日を、恐れ多くも検証したいと思います。
 紀元前660年2月11日(旧暦正月)は干支暦では、
辛酉年 
庚寅月
庚辰日
となりますが、日本国の誕生日と言ってもいいでしょう。
 生年月日(時)の干支を元にして、個人の性情判断をすることができますが、干支学から日本国を性情判断してみましょう。
 先ず五行から分析してみますと、天干の庚辛、支の酉と6干支中4つが金性です。五行で金が強いということは、儒教で言う五常のうち、「義」を重んじる性情が強いと言えます。
 また四柱推命学では日干を我が身としますが、我が身日干は同じ金性の干支や土性の支(辰)より幇助されて強いので、庚の性情が強く現れますが、庚は「更新」という意を持ち、物事を改めたり、改良を加えてより良い物にするという性情があると言えます。
 また四柱推命学においては、月支を「」や「提綱の府」と呼び重要視しますが、命式全体の『秤』の役割を担います。日本国の場合は月支は「寅」ですが、寅の字は人が手を合わせている姿を表した象形文字で、「慎んで協力する」という意があります。しかし寅の五行は木で、このままでは回りを金と土で囲まれ、制剋されて弱く、このままでは寅の意が影を潜めてしまいます。
 ここから先はウメサンの類推ですが、即位された時間は、日の出の時刻である午前5時~7時、すなわち己卯の刻ではなかったかと思っています。こうしますと、月支と日支と時支が、寅卯辰の方合となり、季節では春、五行では木性が強くなり、寅の持つ「慎んで協力する」という意も強まり、クローズアップされてきます。「慎んで協力する」ということは『和』に通じ、日本は和の文化であるということが納得できます。
 また五行関係で言えば強い我が身日干を体(主体)として、五行で金剋木の作用が強く現れることとなりますが、金にとって木は通変で「財」にあたり、経済力があることを示唆しています。
 以上より総合してみますと、和を尊んで力をあわせることにより、物事を改良改善することができ、豊かな経済を生み出すという性情になります。
 まさに日本国の性情をよく表しており、干支暦の持つ深遠さはもちろんのこと、日本国民に与えられた『天命』というものを、改めて実感させられた建国の記念日でした。

追伸)
 2/10、韓国の国宝1号である南大門が焼失してしまいました。
 ウメサンが旅行会社に勤めているとき、添乗で何度も訪韓し、ソウル観光の折は必ず訪れては、その壮大さに感動していましたので、とてもショックを受けました。テレビを見ていたら、周りでみている韓国民が、みんな涙し、中には嗚咽されている方もおり、見ているウメサンも心苦しくなりました。
 この事件を通し、今年は南方位に五黄殺と歳破が重なって、南方位が大凶方位であることを再認識させていただいた次第です。ぜひ、南方への移転はなるべく避け、どうしても移転されるときは方位除けをすることと、南方位に玄関や裏口や窓があるなら、セキュリティーの強化をしたり、金属製の風鈴や安忍水(⇒気場風水館HP参照)にて、化煞されることをお勧めします。
 南大門の火事の原因は、どうやら放火のようですが、早いところ犯人が捕まることと、南大門の早期復元を、心より祈願します。

この記事はお役に立ちましたか?

★をクリックしてください。

平均評価 / 5. 投票数