四柱推命学・算命学 風水学 連載コラム

旅行新聞風水コラム~第9回 理想的好風水地『四神相応の地』京都③~

10月もあと2日を残すのみとなりました。紅葉前線も日に日に南下し、ウメサンの住む桶川の街路樹も、徐徐に色づいてきました。
前回の投稿から3週間以上も経ち、今月はまだ二回目の投稿ということで、我ながら情けなさを感じています。
忙しさにかまけて、月5投稿というペースを維持できず、自己嫌悪のウメサンです。
今回も、結局付け焼刃的投稿となりますが、お許し下さい。

第9回 理想的好風水地『四神相応の地』その1 ~京都③~
前回、地理風水上世界有数の吉地である平安京(現京都)を守護する四神のうち、玄武にあたる貴船山をご紹介しましたが、今回は青龍、白虎、そして朱雀をとりあげます。
四神相応の地「京都」
四神は各々方位に当てはめれば東西南北の四方位を司る守護獣で、実際は山がその役目を担っています。龍脈をたどってやってきた地の氣が、最後の山「貴船山」(玄武にあたる)よりゆっくりと地中を下ってきて、龍穴(当時の太極殿)より地上にあふれでるのです。  
しかしもしそこが、風が吹きさらす地であれば、せっかく長旅の末にようやく地上にあふれ出ることができた大地の生氣は、悲しいかな、風により散らされてしまいます。そこで龍穴よりあふれでる生氣を風から守るガードが必要となります。その役目を果たすのが、青龍と白虎で、東方の守護獣“青龍”にあたるのが比叡山~大文字山の山並みで、西方の守護獣“白虎”にあたるのが愛宕山~嵐山の山並みです。
こうして左右(西東)からガードされた大地の生氣は、龍穴の左右後方からゆっくりと蛇行して流れてきた鴨川と桂川により、平安京全体に及んでいったのです。
最後に、南の守護獣“朱雀”ですが、朱雀にあたるのは男山と甘南備山です。もっと風水学的につっこんで言えば、男山は案山、甘南備山は朝山にあたり、案山は龍穴回りの地域に繁栄をもたらし、朝山はその地域に気品と風格をもたらす山です。
こうして平安京そして現京都は、北は玄武(貴船山)、東は青龍(比叡山~大文字山)、西は白虎(愛宕山~嵐山)、南は朱雀(男山、甘南備山)に守られ、今日まで千年以上の長きに渡り繁栄し続けていると言えるでしょう。

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