立命学 四柱推命学・算命学 風水探偵

天地徳合を持つ麻生太郎首相と、天戦地冲を持つ清原和博選手から学ぶ立命のコツⅠ

 今年も早いもので10月を迎えました。
 1日には富士山が初冠雪しましたが、今年もいよいよ終盤に入ったことを実感します。
 さて、10月最初の投稿は、9/24に第92代内閣総理大臣に就任された麻生太郎首相と、10/1に23年間のプロ野球選手生活を引退した清原和博選手の、生年月日干支と生き様を通して、立命のコツ、開運のコツというものをウメサンは学ばせていただきましたので、簡単にまとめてみたいと思います。
 麻生首相は昭和15年9月20日生まれ、清原選手は昭和42年8月18日生まれです。
 干支暦ですと麻生首相が庚辰年乙酉月丙寅日、清原選手が丁未年戊申月甲寅日
となります。
 干支暦でわかることは、麻生首相は天地徳合(生年と生月が干合+支合)持ちで、清原選手が天戦地冲(生月と生日の天干が剋、地支は冲)持ちということです。
 端的に吉凶を言えば、天地徳合は大吉、天戦地冲は大凶となりますが、命式(宿命)に持つ場合、その吉凶判断は的を得ず、その人の天性、個性のひとつとなります。
 特に天戦地冲持ちの方は、何とも言えない人間味や魅力を醸し出す人が多いようです。
 先ずは麻生首相から分析してみましょう。
生年 庚辰癸 偏財 正官 冠帯
生月 乙酉辛 印綬 正財 死  天乙
生日 丙寅丙    比肩 長生 紅艶 垣城
空亡 戌亥
大運(67~76)壬辰 偏官 冠帯
年運(2008) 戊子 食神 胎

分析)
 四柱推命学でいう三宝(正財、正官、印綬)の命で、地位名誉財産を得る富命です。
 また、生年と生月が、庚-乙、辰-酉の天地徳合となっており、先祖の徳を得た家庭の生まれである暗示があります。
 算命学では、生年干は父方、生年支は母方を表しますが、生年干より算出される通変星は「偏財」、生年支より算出される通変星は「正官」で、父方は豪商、母方は地位名誉のある家柄という暗示があります。
 実際、父方は炭鉱業を家業とした麻生生業という会社でしたし、母方の祖父は吉田茂、高祖父は大久保利通という、歴史的政治家の家系です。
 そうした先祖の徳と功労を背負って、この世に生を得ていることが伺えます。
 また、生年支と生月支が辰-酉の支合ですが、理想に対する情熱が人一倍強く、また、その理想実現に向けて、裏表のない着実なる努力を積み重ねることができる性格を示しています。通変星を見ると、正官と正財の支合ですので、地位名誉、並びに経済共に、理想に向けて着実に努力してきた人生であることを示しています。
 実際30代の頃は家業を引継ぎ、炭鉱業からセメント業への転換を成功させてこられましたし、政界に転出後も、衆議員を9期務める中で、着実にその基盤を築き、68歳にして遂に首相の座を獲得されました。
 また月支が支合している場合、とても現実的で着実である暗示がありますが、所信表明における経済政策を見ても、小泉元首相が掲げた骨太の経済政策を破棄し、とても現実の状況を重視した政策ということがうかがえました。
 十年運(大運)を見ると、昨年(2007年)より新たな運気に入っており、生月支と大運支が酉-辰の支合で、かつ今年(2008年)は、生年支と年支が辰-子の半会となっています。算命学によれば、支合は同次元、半会は異次元の融合を表すとされ、麻生氏の今までの努力が、天からも地からも認められて、今回の就任に至ったことがわかります。
 麻生氏は、一昨年、昨年と続けて自民党総裁選に立候補し、一昨年は安倍氏に、昨年は福田氏に負けましたが、麻生氏にとっては空亡期でした。
 空亡は、とかく凶運の時期という認識が強いですが、それまで不誠実な行いをしてきた人にとってはそれがあからさまとなり、逆に着実に努力してきた人にとっては正しく評価され、空亡明けにその努力が実り、成功成就するというのが、ウメサンの実戦経験からの実感です。
実際麻生氏は、2期連続して敗戦しましたが、もともと勝ち戦ではなく、立候補する中で、その人となりや政策というものをアピールすることができましたし、今まで着実に積み上げてきた努力が党内外で評価された2年間だったと思います。
 あと生月柱に、天乙貴人という吉星が付いています。ウメサンはこの星をとても重視するのですが、この星が吉星として燦然と輝く条件があり、それは篤い信仰心があるかどうかであることを、ウメサンは実感しています。信仰と言っても、宗教団体に入るということではなく、ウメサンの言う信仰とは、目に見えぬ天(神仏)や霊魂、宇宙の深遠なる法則に対する敬虔な精神的姿勢のことを指します。
 麻生氏は、そのオフィシャルサイトの中で、2006年8月8日の新聞投稿記事にて、「靖国に弥栄あれ!」と訴えられています。
 この記事を読むと、麻生氏の強い愛国心と、国のために没した英霊達への敬虔なる熱き思いを実感することができます。英霊達のため、そして日本のために、宗教法人靖国神社は解散し、新法人靖国社を設立すべきである!と力説されていますが、とても芯のあるご意見です。関心ある方は、ASO TARO OFFICIAL WEB SITEをご覧下さい。
 この記事を通しても、麻生氏には、とても深い高尚なる精神性があることが伺えます。このことは実は命式において、生年干と生月干が庚-乙の干合をしていることからも窺い知ることができます。
 この度の麻生氏の内閣総理大臣就任という結果は、単に宿命で結論付けられているわけではなく、天より、そして家系より、宿命的に賦与された天性というものを理解し、それを受け入れ、そして高い理想を掲げて、その実現のために時に適った努力を惜しまず持続してきたゆえの結果であったことを痛感させられたウメサンです。
 いかに宿命を知り、そしてそれを甘受し、天命に生きることができるか、それが立命の極意に他ならないのではないでしょうか。
 次回は、清原和博選手について、とりあげさせていただく予定です。

<お詫び>
 2016年2月19日のブログ記事逮捕された清原和博氏を命理学的に考察をご照覧ください。
 八年越しの記事になってしまいましたこと、お詫び致しますm(__)m

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