立命学 四柱推命学・算命学 セミナー

三沢光晴さんとマイケル・ジャクソンさんの急逝を通じて考えさせられたこと

 今月になって、13日には三沢光晴さんが、25日にはマイケル・ジャクソンさんが他界されました。
 三沢さんは、タイガーマスク2代目時代からのファンで、強さもさることながら、その男気が好きでした。
 マイケル・ジャクソンは、言うまでもない、80年代の音楽界をリードした“King of Rock”ですが、どちらかというとウメサンは、ボズ・スキャグスとかビリー・ジョエルとかABBAとかオリビア・ニュートンジョン、黒人シンガーではダイアナ・ロスとかホイットニー・ヒューストンとかスタイリスティックスとか、どちらかというとバラード系が好きでしたので、マイケル・ジャクソンの音楽性には、ちょっとついていけなかったというのが本音です。
 しかし昨日の急逝から、アメリカはもちろん日本でも特番が持たれましたが、1億枚以上のセールスを記録したと言われるスリラーやビリージーン等、楽曲や歌唱はもちろん、独創性のあるダンスを見て、その色褪せない芸術性の高さを改めて実感し、見惚れてしまいました。
お二人の急逝を通じ、たぶん多くの占術家や占いの好きな方々が、様々な占法をもって、今回の急逝を宿命的、運命的な観点で分析され、ブログやHPサイト、掲示板やチャットで発表されていることと思います。
 かくいうウメサンも、お二人の生年月日より命式を算出して分析してみました。
(下表は、立命塾卒業生で算命学や姓名学、西洋占星術等の命学に精通している奥田靖明氏作の命式算出ソフトから一部抜粋したものデス。)
三沢光晴氏 ?ノア M・ジャクソン氏 命式
 2009年6月(己丑年庚午月)や大運と絡めてみると、事故や健康に注意すべき時期であったことが伺えましたが、過去を遡ったときに、ウメサンが注目させられたことがありました。
 先ず三沢さんですが、三沢さんの大運(十年運)を見ると、46歳4ヶ月すなわち2008年10月18日から、新しい十年運が始まったばかりですが、この前後3年が転換期となります。
 三沢さんが社長として2000年7月に立ち上げたノアを、法人として命式を算出してみると、2010年7月7日より新しい十年運が始まる転換期で、両方の転換期が重なっています。特に今年はノアにとって、月柱干支と年干支が天剋地冲となり、かつ傷官星(調舒星)の年であることから、波乱特に事故等の憂いがあります。
 三沢さんの生日干支は丁亥です。2007年の干支が、三沢さんの生日干支と同じ丁亥年でした。生日干支と同じ干支が廻る年を伏吟とか律音と言い、一からの再出発という象意があります。
 三沢さんは、今年一杯で現役を退く気持ちだったと、側近の方々には漏らしていたとのことですが、たぶんそれまでの過酷なレスリング人生による肉体的限界を感じられていたのではないでしょうか?
 運命的には2007年いっぱいで現役を引退して、社長業や他の立場で新しい出発をされていたら?・・・と思ってしまったウメサンです。
 一方マイケル・ジャクソンさんの生日干支は戊寅で、1998年が同じ戊寅年、すなわち伏吟(律音)の年でした。
 マイケル・ジャクソンさんが活躍した80年代は、大運天冲殺かつ、生月干支と十年運が天地徳合する大吉運期でしたが、90年代特に1996年以降は、それまでの世界的歴史的活躍する一世風靡期を終え、もう少し地に根ざした人生を歩むべき転換期を迎えられていました。
 1998年にはノーベル平和賞にもノミネートされ、来日した7月には「マイケル・ジャクソン・ジャパン」の設立を発表し、日本をはじめとして、アジアやアメリカでテーマパーク『World Of Toys』の建設や、全世界を舞台にした玩具店の直営及びフランチャイズ方式での経営を行う計画を発表しましたが、頓挫してしまいました。
 もしこの年を期に、全世界の子供たちに夢とロマンを与える新事業やボランティア活動を本格的に始めていたら?・・・と思ってしまったウメサンです。
 立命としての易学、風水学や運命学を研究する中、時運をどう捉え、易卦や干支や星が暗示する象意から何を学び、どう生かしていくか、それが大切であることを痛感しています。
 起こってしまった後に、「もし・・・」、「・・・だったら」と考えても、後の祭りと言われればそれまでですが、もしお二人が時に適った決意を実行し切っていたら・・・と、思われてならないウメサンです。
 しかし、戦い続け壮絶なマット死をされた三沢さんと、ビートルズと匹敵する音楽的業績を残したマイケル・ジャクソンさんは、まだまだ若くこれからという時に惜しまれて亡くなったということもあり、各々スポーツ界、音楽界において、半永久的にその名が語り継がれていくだろうことは間違いないでしょう。
 そう思うと、その時における天啓(易卦や干支や星の象意)を全うできなかったとしても、それもまた人生であり、宿命、運命、立命ということを、とても考えさせられたウメサンでした。
 最後に、お二人のご冥福を心から祈願させていただきます。        合掌

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