四柱推命学・算命学 風水学

~家系(図)は人の氣の流れ、龍脈は地の氣の流れ~

風水鑑定を生業にしているウメサンですが、ただ物件を風水鑑定するだけでなく、必ず顧客の『命』も四柱推命学と算命学で鑑定します。
成功するか否かは、「その人の持つ宿命」+「風水環境」+「時に適った努力」という3要素が関わると考えているからです。
宿命を知る手段としては、通常は四柱推命学と算命学で事足りるのですが、顧客の事情によってはそれだけでは足りず、家系図を分析させていただくこともあります。
事情というのは、夫(妻)の浮気や嫁姑の確執、親子不仲、遺産相続争い等の中でも、特に切迫した事情のある場合です。
つい最近、久しぶりでしたが、じっくりと顧客のお話をお聞きしながら、家系図を手書きしつつ、どこに原因があるかを探らせていただきました。
龍脈のイラスト図
家系図は先祖代々からの血統のつながりを表していますが、本家と分家に分かれつつ、子々孫々へとつながっている様は、中国崑崙山から出発した龍脈が、幹龍から枝龍へと枝分かれしていく様と相似しています。
龍脈は地の氣の流れですが、家系図は人の氣の流れであると言えるでしょう。
風水師はもともと地理師と言われ、地理地勢から活龍を見究め、太祖山、少祖山、主山(父母山)を辿り、砂水の条件を鑑みて点穴に至る、即ち龍穴の発見に至るわけです。龍穴は地の氣が地表に噴き表れるスポットで、噴き表れた地の氣は天の氣と交合して生氣となりますが、砂水の条件次第で、その地に及ぼす影響は異なります。
家系図のモデル
家系を調査するときは、当人から遡って、父母、祖父母、祖祖父母と辿っていきますが、龍脈と同じく、紆余曲折を経ながらも脈々と人の氣が繋がって来ていることを、家系図に表してみるとよくわかります。
主山(父母山)より入首して(下り来て)龍穴から噴き現れた地の氣は、天の氣と交合して生氣となり、その地域へと及んでいきますが、家系においても、父母が交合して新たな生命が宿り、母胎で成長して臨月を迎え、母の陰部より生まれ出た瞬間に新生児の肉体に霊魂が宿り、地上生活を開始していくとみることができます。
霊魂の存在自体、論争がありますし、霊魂があるとしていつ肉体に宿るのかも諸説ありますが、地理風水を研究すればするほど、上記の説が正しいのではと確信しているウメサンです。
主山(父母山)となる山は古来より必ず神聖な山とされ、龍穴上には神社仏閣が建立されていることが多いのですが、このことからも、父母を尊ぶべきこと、父母の愛の崇敬なこと、そして新たな生命体が産み出され、天の息吹きがかけられて霊魂が宿るスポットである女性の陰部は、とても神聖な部位であることを教えられます。
十数年前、家系に対する研究の第一人者である与那嶺正勝先生の講座を受講したことがありましたが、先祖の徳・不徳は、子々孫々に影響を与えていくも、夫婦(父母)の愛というものがフィルターとなっており、子供にもたらす徳の増減、不徳の増減に大きく関わっているという教えが、今でもウメサンの脳裏にしっかりと残っています。
今回家系図を用いた鑑定を通して、ある先祖の生き様の中に依頼人の抱えている問題の遠因を探ることができました。
そして、改めて夫婦の愛のあり方というものを深く考えさせられたウメサンでした。
そして性教育というものも、ただ生理学的な教育で終わるのではなく、神聖なる男女の営みであることを教えてほしいと、切願するものです。

この記事はお役に立ちましたか?

★をクリックしてください。

平均評価 / 5. 投票数