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~ 左眼後部裂孔網膜剥離復位手術による入院で感じたこと 第一回 ~

3/13に投稿後、大震災における救命活動が一段落してから、入院時の記事を投稿することをお約束しましたので、2週間投稿を自粛させていただきました。
しかし今回の大震災は、近代日本の歴史上経験したことのないほどの大津波によるあまりにも甚大な被災であることが、日が経つごとに明らかとなるばかりで、自衛隊や消防隊員等による必死の救命活動にも関わらず、29日現在11,000人を超える死者数、行方不明者がまだ17,000人以上もおられるという、本当に未曾有の大震災であったことを思い知らされました。
そんな状況で、果たして私事について投稿していいのかと苦悶の日々でしたが、時を同じくして、私的な次元ではありますが経験した試練(大震災に比すれば微々たる試練ですが・・・)を通じて体感したことは、全ての事象は一体で通じており、誰しもに意味(縁)のあることであると、林田明大先生より陽明学の教示を受け、拙者も「本当にそうだ!」と実感させていただきましたので、敢えて本日投稿させていただくこととしました。恐らく3回くらいの連載となると思います。

さて、前回のブログで、ウメサンが身をもって体験した羅睺煞の恐ろしさを綴らせていただきましたが、今回と次回の二回に分けて、左眼網膜剥離復位手術に伴う16日間の入院生活で、ウメサンが感じたことを、いくつか列挙してみたいと思います。
その前に、入院直前から入院、そして手術直前までの経過を、簡単にまとめました。

2/15 渋川にて新築物件に対する敷地鑑定(羅盤使用禁忌日)
2/16 左眼の飛蚊症発症。同時に左眼下部に違和感あり。
   (左眼下部の違和感は、左眼眼球内上部の網膜に裂孔が生じ、その孔から水が浸入して網膜の剥離が始まっていたことによるものでした。像は眼球内で上下反転しているので、上部剥離部分により、視野の下部が妨げられ始めているのが違和感の原因でした。)
2/17 この日も違和感は取れず。しかし、近隣のK眼科が休日だったので、翌日行くことにしました。

2/18(金)午前 近隣の眼科にて受診。
     「飛蚊症はそんなに心配入りません。加齢による老化現象のひとつとして、中に大量の水を含んでいる硝子体が網膜から離れ、隙間に水が漏れることにより生じる、蚊が飛んでいるように見える現象が飛蚊症で、そんなに心配はいりません。ただし、1000人~2000人に一人の確率で、網膜剥離を併発することがあるので、眼球内をよく検査してみましょう!」
とのK先生の診察結果を受け、眼球内の検査をするため、瞳孔を開く点眼薬を、15分おきに3回点眼しました。
その後再度診察・・・。眼球に拡大レンズを接眼して検査。結果は・・・!
「あれっ・・・、まさかとおもったけど、上部に大きな裂孔があるね。少し硝子体から漏れた水が裂孔から浸入して、網膜の一部が剥がれ始めている・・・。」
この先生の発する言葉の重要性は、ウメサンにも伝わりました。
そしてK先生は、レーザー治療を薦めて下さいました。
「網膜の孔の回りにレーザーを撃って囲み、水分が浸入しないようする治療をしましょう。しかし、ちょっと裂孔が大きいからなあ・・・。」
レーザー治療するには、さらに瞳孔を開く必要があるということで、また15分おきに3回、瞳孔を開くための散瞳液点眼をしました。
その後、レーザー治療台に通していただき、大きく開いた左眼瞳孔を窓口として、K先生がレーザーを撃ってくださいました。
なんだかんだ十数発は撃ってくださったでしょうか。
麻酔液も点眼はしましたが、それでもレーザーが網膜上を撃つ度に、少なからず衝撃というか痛みが生じました^^;)A 
治療後、「硝子体より漏れた水が裂孔より浸入して剥がれつつある網膜がこれ以上剥がれないようにレーザーを撃ちましたが、裂孔が大きいし、剥がれ始めてしまっているので、明日もう一度おいで下さい。確認しますので。」と先生の診断がありました。
チャリティープロレスチラシ実はこの日(18日)、午後6時より、代々木第二体育館にて、初代タイガーマスクの佐山聡氏主宰によるチャリティープロレスが予定されていました。(左画像はその案内)
身障者向け情報誌「WaWaWa」の阿部編集長(※1)よりご招待をいただき、父をはじめ親族友人総勢15名を誘っていましたので、どうしようかと思いましたが、幹事として行かねばならん!と決意し、左眼に眼帯をして、いざ原宿へ向かいました。
初代タイガーマスクはじめ、往年のスターである藤波辰爾、活躍中の長州力、ザグレートサスケ、鈴木みのる、そして4代目タイガーマスクetc.、佐山氏の意向に賛同した多くのレスラーが集い、白熱したリングでした。
時間が経つごとに、左眼視野の下から円弧を描いた灰色の影(網膜下に水が浸み込みつつある)が少しずつ大きくなってきており(※2)、試合が始まるまでは不安をかかえていましたが、観戦中はそれを忘れて、大いに楽しませていただけました。
観戦後は、前々から予定していたので、父と妹と、妹の長男と4人で、妹が住む高円寺に移動し、和風居酒屋にて会食しました。
会食後妹の家に、父といっしょに泊めてもらう予定でしたが、私は翌日午前に眼科へ行かねばならなかったので、帰宅することにしましたが、結局上野からの高崎線最終電車になってしまいました。
夜はアルコールも入っていたので、布団に入ると熟睡できました。
翌日起床して眼を開けると、例の左眼下に生じていた影は黒くそして大きくなっていました。

2/19(土) 近隣の眼科で再診
不安をかかえつつ、徒歩で8時の受付開始時間に行き、昨日と同じく、約15分ずつ、散瞳液を3度に渡り点眼しました。
その後、眼圧、視力を測定後、先生の診察を受けました。
先生は私の顔を見るや否や、「昨日レーザー撃ったところがどうなっているのか、私のほうがどきどきしますね・・・」とおっしゃられながら、左眼を検診するや否や、「ああ~~、レーザー撃ったところを回り込んで、水がさらに浸入し、完全に剥がれ始めてしまっています・・・」という絶望的な結果でした。
そして、「すでに剥離がかなり進みつつあるので、外科手術するしかありません。レーザー治療とは異なり、10日から2週間くらいの入院になります。」と言われ、先生が若い頃勤務医していた、羽生市にある「栗原眼科病院」をご紹介下さいました。
大学病院だとベッドが空くまですぐに入院はなかなかできないが、ここは眼科専門であり、K先生が勤務していたことから、栗原院長とも師弟関係にあり、融通が利き、すぐに入院できるだろうということで、紹介状を書いて下さいました。
あいにく当日は土曜だったため、入院は21日の月曜日となりました。
帰路はひょっとしたら左眼は失明するんじゃないかと不安をかかえつつ、意気消沈しながらも、当日午後の講座、翌日の鑑定会、次週の出張鑑定等のスケジュールをキャンセルするため、歩きながら携帯電話で連絡を取りました。
土日2日間は、網膜の剥離があまり進まないよう、なるべく動かず、安静に仰向けで寝ていて下さいとのことでしたので、帰宅後すぐに布団を敷いて横になりました。
2日間、食事やトイレ以外は寝ていましたが、それでも例の恐ろしい黒い影はますます濃く、そして大きく、視野を塞いできました。

2/21(月) 栗原眼科病院に入院
21日は、朝7:30頃には家内の運転で家を出発し、栗原眼科病院には8:30頃には到着できました。
受付後、紹介状もあったため、すぐに診察となり、眼圧、視力の検査後、先生の診察を受けました。
最初は若い先生が診察下さいましたが、絵を描きながら、とてもわかりやすく網膜剥離の状況を教えて下さいました。
先生に、「剥がれた網膜は元に戻すことができますか?」とお尋ねすると、「そのために来ていただいたわけですから。ただし成功率は80%~90%で、再手術する可能性も少しありますよ。」とはっきりとおっしゃられ、かえってすっきりしました。
その後栗原院長が着て下さり、診察していただきました。
栗原院長は、「梅山さんは、生まれつき、硝子体と網膜が一部癒着して引っ張られており、剥離しやすい眼質なんだね。そういう星の下に生まれたんだよ。」とおっしゃられました。
その言葉は、院長を通して天がおっしゃったように聞こえ、なぜか心が落ち着き、開き直ることができました。
この院長とこの病院ならお任せできる!そんな確信を持ったのです。
その後、手術前の検査として、麻酔薬に対する体質検査、血圧、血糖値、視野の検査、白内障や緑内障の検査などを行い、いざ病室へ。
ナースステーションに着くと、看護師さんから、手術までは車椅子で移動して下さいと言われ、車椅子が用意されました。車椅子に座り、家内に押してもらって病室へ向かいました。
病室は2階の205号室で4人部屋でした。
昼食時間は過ぎてましたので、家内が近くのコンビニから弁当を買ってきてくれ、2人で食べました。
その後看護師さんが来られ、紙を渡してくれました。そこには手術日は翌日の22日3:30で執刀医は鈴木先生と書かれていました。
明日手術前に来ることにして、17時頃家内は帰りました。
2011.2.21 枕の下には氣の安定盤
その後、カバンから「氣の安定盤」を取り出し、枕の下に敷きました。(画像参照)

2/22(火) 左眼後部裂孔網膜剥離復位手術

次回に続きます・・・

※1 阿部編集長 ;身障者向け情報誌「WaWaWa」の編集長。
  詳しくは、2009.9.10の記事を参照下さい。
※2 説明するまでもありませんが、私達が認識する像は、網膜上の像とは上下反転するため、眼球上部の網膜剥離した部分の視野は無くなり黒くなって、眼の視野下部に見える。 

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