立命学 風水学 風水鑑定

~深く静かな呼吸で、陰陽の氣を交合させること~

いよいよ7月に入りましたね。
6月下旬は、35度以上の猛暑日もあるほど、早真夏の蒸し暑さが続いたここ桶川でしたが、7月に入って昨日今日は気温も30度を下回り、湿度も低く、風鈴の音を伴って窓より進入するそよ風が、陽の氣をウメサンんちにもたらしてくれています。
早朝、神棚に向かって祈祷し、玄関の龍に水をあげ、仏壇にお線香を焚いて手を合わせ祈るのが、毎日起床後のウメサンの日課なのですが、本日は出張も講座もなく時間に余裕があるので、目を閉じて、深く静かに呼吸しました。
鼻から吸入した空気中の陽の氣と、身体内に物質伝導された陰の氣とが体内で交合し、身体全体、手足の先まで、生氣が行き渡る平安感、安堵感を得ることができました。
陰陽の氣の交合により、森羅万象全ての造化がなされますが、まさに宇宙と渾然一体になった充実感を得ることができる至福のひと時です。
とは言ったものの、いつもそうした境地に入れるウメサンではありません、残念ながら・・・(苦笑)
絶えずそうした境地に入れたら、孟子(※1)のような聖人の域に入れるのでしょうね。
『孟子養氣章或問図解』(※2)によると、孟子は「自分は『浩然の氣』をよく養っておる。」と、弟子の公孫との問答で語られています。
公孫が、「『浩然の氣』とは何ですか?」と尋ねたのは必然です。それに対する孟子の回答は?
以下、ウメサンの陽明学の師匠である林田明大先生の著書『山田方谷の思想を巡って~陽明学左派入門~』(明徳出版社)より抜粋します。

孟子答えて曰く
「言葉ではなかなか説明しにくいが、この氣というものは、至大至剛で、しかも正しく、立派に養い育てていけば、天地の間に充満するほどにもなる。・・・それなら、浩然の氣を養うにはどうしたらよいのか?それはいつも義と道に伴われているものであるから、・・・決して氣だけを目的として養ってはいけない。」

「氣だけを目的として養ってはいけない。」
とても心に響く教示ですね。
ウメサンの場合は、まだまだ陰陽の氣が交合して生じる生氣を、一瞬体感できるに過ぎず、まだ浩然の氣を養い続けるまで至っていないということを思い知らされました。

義を行い、道に従うことにより、交合させた陰陽の氣は「天地に充満する浩然の氣」として養われる、ウメサンはそう解釈しました。

義は正義ということですが、ここで言う道とは何か?
この回答は、再び『山田方谷の思想を巡って~陽明学左派入門~』より抜粋します。

「道とは、直養これだけである。自然に篠理(筋道)がある。その自然に従って、篠理(筋道)を害することがなければ、大いなる氣と合一する。これを直養と言う。・・・」

義を行い、道に従うことにより、浩然の氣を養う!
孟子や山田方谷の境地に至るには、まだまだ修養が足りませんが、
先ずは、呼吸を通じて陰陽の氣を体感し交合せしめ、生氣が心身に行き渡った充実感を日々体感し続け、さらにそれを浩然の氣へと養っていきたいと思います。
まだまだ修養の道は続きます。

※1 孟子・・・中国戦国時代の儒学者。性善説を唱え、仁義による王道政治を目指した。
※2 孟子養氣章或問図解・・・日本幕末期の儒家、陽明学者である山田方谷晩年の著作。方谷が説く「理財論」および「擬対策」の実践で、松山藩の藩政改革を成功させたことは有名で、備中聖人と呼ばれる。

この記事はお役に立ちましたか?

★をクリックしてください。

平均評価 / 5. 投票数