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~ANAクラウンズホテル神戸in新神戸オリエンタルシティの風水学的考察~

またまただいぶご無沙汰してしまいました。
ここのところ、三元玄空地理講座や風水鑑定会、出張風水鑑定、飲み会(これが一番の原因かも^^);A)が続き、早、夏バテ気味のウメサンです。
しかし!ばてている暇は公私共にありません!!がんばらないとっ!!!

新神戸オリエンタルシティ今回は前回の続きで、7/11、(財)神戸市民大学講座登壇させていただいた際に宿泊したANAクラウンズホテル神戸と連結している新神戸オリエンタルシティを風水学的に考察させていただきます。
新神戸オリエンタルシティは、地下3階~地上3階までは、新神戸オリエンタルアベニューという商業施設で、4階~37階までがANAクラウンズホテル神戸となっている、高層で大型の複合施設です。
(右画像参照)
前回記事内容と重複しますが、改めてこれまでの経緯を簡単にまとめたいと思います。
このホテルは、もともとはダイエーの故中内功オーナーの肝いりで1988年に建てられた高層ホテルで、商業施設と相俟った複合施設でしたが、当時はオリエンタルホテル新神戸という名称でした。
しかし1994年の阪神淡路大震災や平成不況の大打撃を受けたダイエーから、2004年にモルガンスタンレー系に売却され、『クラウンズプラザ神戸』と改称しました。さらに2009年にモルガンスタンレー系からシャロエンコーポレーションに売却されて、ANAインターコンチネンタル合同会社が運営する運びとなり、今年から『ANAクラウンズプラザホテル神戸』に改称し、再々スタートを切ったとのことです。
商業施設は当初、オリエンタルパークアベニューと称されていましたが、1994年の阪神淡路大震災、その後の平成不況の影響を、この施設はもろに受けたようです。オリエンタルパークアベニューが新神戸OPAと改称して以後、入居店舗が次々と撤退し、フロアのいたるところが「改装中」という紙が貼られ、当然さらに客足も落ち込み、もはや商業施設としては機能しなくなるほどだったようです。
ダイエーグループ(オレンジフードコート)が運営していた地下3階の天津美食街さえも、閉店せざるを得ない状況になり、2002年に新神戸OPAは閉鎖せざるを得なくなり、「新神戸オリエンタルアベニュー」として整備されて、現在に至っているようです。ちなみに、新神戸オリエンタルホテルや新神戸オリエンタル劇場については、長期休業することなく営業が継続されていたとのことです。
第7運 亥坐巳向先ずは商業施設である新神戸オリエンタルアベニューですが、1階東南側に大きく口を開けたようになっており、ここが総氣口で、亥坐巳向です。しかし壬ー丙との境界線に近い「陰陽差錯」に属してもいます。
「陰陽差錯」ですと、どうしても宅運が不安定となってしまいますが、実際その通りの経緯と言えます。
1988年完成ですので、第7運、亥坐巳向の玄空宅運盤を作成すると左図のとおりです。
向となる氣口は坐7向5で、納氣としては向星の五黄が進入する大凶です。
「陰陽差錯」かつ総氣口の向星が五黄・・・、もう語る必要もないでしょう。

第7運 巳坐亥向次にホテルのうほうですが、ホテルのメイン玄関は4階ですが、商業施設とは反対となっており、第7運の巳坐亥向です。玄空宅運盤は右図のとおりです。
坐方の向星に7運時の令星である7、向方の坐星に7が回座する、所謂「上山下水」ですが、坐方の東南側が海側で低くなり、向方の西北側には六甲山の山並みがあるため、破財損丁を免れる巒頭条件は満たしています。
総氣口であるメイン玄関は、坐7向9となっています。9(九紫)は、当令するまでは組む星の影響を受ける受動的な性質を有しますが、坐が破軍(7)ゆえに、吉作用をもたらすまでにはもう少し時間がかかります。
ホテルのほうは、2度経営会社が変遷し、その都度改称されましたが、閉鎖することなくなんとか持続できたのは、上山下水を免れる巒頭条件がそろい、また納氣が5や7ではなかったゆえでしょう。

こうして考察してみて、改めて陽宅、特に商業施設は納氣が重要であることを確認した次第です。

しかし鑑定してマイナス部分ばかりを指摘しただけでは、風水師とは言えません。
対策や化煞は?
それが重要です。
第8運 亥坐巳向化煞としては、商業施設のほうは、玄関前に巨大なからくり時計でも設置し、30分ごとに銅製のベルを人形たちが打ったりして、金属音の音楽を奏でるようにしたらどうかと思っています。
最善の対策としては、改換天心(※)をすることでしょう。幸い玄関付近は3階まで吹き抜けの構造ですので、可能です。そうすれば第8運の亥坐巳向となり、納氣は最旺の8(八白)となります。
(左図参照)

ホテルのほうは、いましばらく我慢ですね。2017年にはさきがけて地運が9運に入り、2024年には天運も9運に入ります。
徐々に経営は善化していくでしょう。

神の戸を称するこの街が、新神戸駅と直結する好立地のこの施設をはじめとして、賑わいと輝きを取り戻せるよう、切に祈ります。

※改換天心
三元九運を、現在の天運に改める風水工法のひとつ。この場合は、第7運⇒第8運。

参考文献と画像転載;Wikipedia

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