立命学 雑記

~ロンドン五輪で感じた韓民族の精神力の強さと日本民族の“和の力”~

ロンドン五輪は成功裏に無事閉幕しましたね。
日本は、金メダル数は予想を下回ったようですが、メダル獲得数は38個で史上最多と、すばらしい結果でしたね。
ウメサン個人としては、男子サッカーにおいて日本が決勝に進出できなかったこと、そして銅メダルをかけた3位決定戦で、宿敵韓国に敗戦したことが大変残念でしたが・・・。
くしくも10日の日本時間早朝に男子サッカー日本代表が韓国に敗戦した同日夜、これまた女子バレーの3位決定戦でも銅メダルをかけて韓国と対戦するという、これぞ因縁がもたらし、そして天が仕掛けたと感じざるをえない組み合わせとなりましたね。
ここ数年、とくに大震災以降日本は経済的に今一つ低迷、お隣の韓国はサムソンを筆頭に日の出の勢いで経済成長し続け、日本が追い越されてしまった感がある中、さらにオリンピックでも、朝にサッカー、夜にバレー、男女ともに敗戦となれば、きっと数日暗い心持ちでお盆休みを迎えただろうウメサンでしたが、女子バレーのほうは日本が3対0の完勝で、ウメサンもようやく溜飲を下げることができました。
日韓戦をはじめ、今回の五輪を通じてウメサンが感じたことは、韓民族の精神力の強さと、日本民族の“和の力”でした。
男子サッカー準決勝で日本がメキシコに、韓国がブラジルに敗れ、多くのネットユーザーが“最悪のシナリオ”としてきた「3位決定戦での日韓戦」となってしまったわけですが、サッカーでは五輪で初めてのメダル獲得をねらう韓国は戦前から、相手が宿敵日本ということも合わせて、監督はじめ選手たちの勝利への執念はすさまじいものがありましたね。
一方の日本は、守備のミスでメキシコに得点を許して敗戦し、勝てた試合を落としたという敗戦のショックが尾を引いている選手が多かったようですね。
某韓国選手から、「日本人はメンタルが弱い!」と断言されましたが、南北分断されて有事の危険がいつも孕んでいる韓国には徴兵制度がありますが、メダル獲得者は兵役免除という“人参”もぶらさげられており、戦う前から気持ちの面、精神面では、韓国のほうがずっと勝(まさ)っていた感がありましたね。
ウメサンが脱サラしてこの風水稼業に入ってから丸13年になります。サラリーマン時代は旅行業界にいたことは前々からお伝えしてきましたが、アジア、特に中国、台湾、香港、韓国をディスティネーションとして添乗にもずいぶん行かせていただきましたので、韓国人の気質は肌身で実感してきました。ウメサンの韓国人に対する印象は、「心身共にとても強い!」ということです。
ですから今回、某サッカー選手が指摘した「日本はメンタルが弱い!」というのは頷けます。正確に言えば、「日本人より韓国人のほうが精神力が強く、本番で力を発揮できる!」といったほうが正解でしょう。
この事実は認めざるを得ませんね。
取り分け今回のU23日本代表選手たちは、いわゆる“ゆとり”世代で、ゆとり教育のまっただなかで教育されてきた若者たちでした。授業時間、単位を減らし、土日は休み、家庭での家族との触れ合い時間を多くして、豊かな心を育むことを旨とした方針だったでしょうが、結果若者の自殺者は増加、いじめ問題の深刻化、学力の低下、ニートやフリーターの増加、国際的競争力の低下等をもたらすこととなってしまいましたが、はっきり言って大失敗だったとウメサンは思います。ウメサンの2人の子供もまさにこのゆとり世代ゆえ、他人ごとではありませんが…。
すべてのU23代表選手のメンタルが弱いわけではないでしょうが、総体的に見て、韓国の選手たちのほうがメンタル面は強い!というのは間違いないと思います。
かと言って、日本民族を卑下せざるを得ないことばかりではありませんっ!!
今回の五輪で特に目立ったのが競泳陣の活躍でした。
今回派遣された競泳選手は男女27人でしたが、銀3、銅8の計11個という過去最高のメダル数を獲得したことはご存知のとおりです。
背泳ぎ200mで銀メダルを獲得したあと、入江陵介選手がインタビューにて、
「競泳は27人でひとつのチーム。27人のリレーはまだ終わっていないです。」 と語っていましたが、リレー種目はともかく、競泳は個人種目が多いスポーツにも関わらず、ひとつのチームという強い意識を持って、エースの北島康介選手を先頭としたチームとして臨んだ姿に、まさに日本人固有の“和の力”を感じさせていただいたウメサンでした。
一方、今回の五輪ではお家芸の柔道は、初めて男子柔道で金メダルなしという結果に終わりました。
この結果を受けて男子柔道の監督は「金を獲るのは力の強い選手」と分析して、パワーアップの方針を打ち出していましたが、“柔よく剛を制する”を旨とするのが柔道なのに、その方針はいかがなものか!?というのがウメサンの率直な感想でした。
“和の力”というのは、剛柔のうち“柔”に通じると思います。もちろん個々のパワーをアップすることも必要なのでしょうが、力の強い、大きな外人選手を、小さな日本人が投げ倒す!それが柔道の神髄なのでは…。
お家芸柔道を担う監督の発言には、正直短絡さを感じてしまったウメサンでした。

長々と綴ってしまいましたが、今回のブログ記事は、
yahoo スポーツナビ「日本、史上最多38個のメダル獲得! 個人競技で光った「チーム力」の結実」
を参考とさせていただきました。
このコラムには、31歳で初めて五輪に参加して金メダルを獲った女子レスリング小原日登美選手のチーム力についても言及されており、興味深いです。

個々人のメンタル力、体力、技量を高めることも重要でしょうが、日本人が伝統的に大切にしてきた“和の力”を育てていくことが、スポーツ界だけでなく、今後の日本におけるあらゆる業界、分野にて必要なことだと教えられた五輪でした。
ウメサンも御多分にもれずここ3週間は寝不足が続きましたが、今回の五輪での選手たちの活躍から学び、日本古来からの伝統“和の力”を高めて、日本の国力を再びアップさせていきたいものです!!

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