雑記(風水)

~“神の戸”である神戸でおこった女児遺棄事件で思うこと~

今月11日から行方不明であった小学校一年生の美玲ちゃんは、23日に雑木林にて無残な遺体で発見され、24日には、遺体発見現場近くに住む容疑者が逮捕されました。
この事件のニュースを通じ、「また神戸で・・・」というのがウメサンの率直な思いでした。
1990年 高校校門圧死事件
1997年 酒鬼薔薇聖斗事件
2007年 高校生いじめ自殺事件
2010年 高校生刺殺事件
2010年 中学生大麻栽培売買事件
そして今回の事件
と、ウメサンの記憶にあるものだけでも以上があります。
青少年に関わる事件は、東京はじめどこでも発生していますが、記憶に残るほどのショッキングな事件が神戸には多い氣がしてなりません。神戸は私の大好きな港町であり、そして〝神戸”という地名とのギャップもあって、そう感じるのかもしれませんが・・・。
下記は、今回の事件の容疑者の居宅を中心(太極マーク)とした白地図です。

9 神戸事件付近白地図

容疑者宅は二階建ての文化住宅で、二階は二世帯の造りで、東南寄りのユニットに住んでいたようです。
白地図ではわかりづらいと思いますが、北~西北側が高く南~東南側が低くなっている丘陵地帯の中腹に位置しています。
住宅地図上ですので、正確ではありませんが、開けている東南面に掃出し窓とバルコニーがあり、昨年に移転入居ということですので、第8運の「乾坐巽向」の家宅です。
下図は、その玄空宅運盤(各宮上段は今年の年客星)第8運 乾坐巽向
一般的な玄空飛星派でいうところの「旺山旺向」の吉格です。巒頭上も坐となる西北側が高く山になっており、向の東南側が開けていて、この理氣上の吉格を巒頭もサポートしております。
しかし風水上の問題点があります。
そのひとつは、この文化住宅の外壁面を蔦が覆っていることです。所謂一般的に言われている「蔦煞」で、家宅内が強い陰氣に満ち、財丁(、和合)ともにダメージが大きくなっています。
次に、背山臨水は風水上吉ではありますが、山を宅地造成した立地で、それもかなり急斜面に盛り土された宅地のようです。実際この地区は、1995年の阪神淡路大震災時に、かなりの家宅が倒壊し、遺棄現場となった雑木林は、もともとは家宅があり、倒壊した跡地だそうです。
8/30に投稿したとおり、山を削り谷合に盛り土された地域は、風水上吉とはされません。
次に気になったのは、乾坐巽向の家宅は今年、坐方となる西北に五黄、そして北寄りの乾坐ゆえ三煞も回座していることです。坐に五黄や三煞や歳破が回座する場合は、一切の修造動土はタブーとされ、もしリフォーム等行っていれば、たちどころに凶象が起こるとされます。
私事ではありますが、子坐午向の拙宅には今年、歳破と三煞が回坐しています。昨年から家宅南面に支柱を立てて屋根の庇に固定し、ネットを張ってゴーヤを栽培し、グリーンのカーテンにしていますが、先週ゴーヤの枝葉がほとんど枯れたので、完全に枯れてからネットにからまったゴーヤをはずすため、根を抜きました。その際、少し土を掘って根を抜きました。坐に三煞と歳破がきており、今月は南に月五黄が回座しているので、塩と清酒でお浄めし、そおっと掘ったつもりでしたが、明くる日からぎっくり腰を患い、二日間ほどは椅子から立ち上がるのも大変でした。根を抜いて三日後、痛みをこらえながら、ゴーヤをネットからはずし、支柱とネットを片付けました。今ではようやく痛みもほぼなくなりましたが、またまた身を以て、三煞や歳破の恐ろしさを体験したしだいです。
そんなわけでもし容疑者が、家宅の壁等、修繕などでいじっていたとすれば、凶象が起こる憂いがありました。この場合は、加害者としての凶象ですが・・・。
また容疑者は、報道によると、1967年生まれの47歳で、本命卦は乾です。
玄関の坐星と向星の組み合わせは64で、この組合わせは精神的に消耗しやい象意を持ち、取り分け本命卦が乾(九星で六白)の人は、影響力が大きいです。特に今年は、玄関のある東北方位に年客星として七赤破軍が回座し、その凶意は甚大です。
容疑者の生月日時はわからないので、命運的にはわかりませんが、恐らく個人の命運的にもよくない年だったと思われます。
被害者の美玲ちゃんの生年月日時や家宅の情報はなくわかりませんが、加害者被害者各々の命運、宅運がリンクし、今回の猟奇的な事件の遠因にはなっていたと思われます。

冒頭でも記したように、神戸においては、青少年がからんだ事件が多いように感じます。
地理風水的に見れば、六甲山系から神戸を通って淡路島につながる龍脈があり、残念ながら東西に走る山陽新幹線や山陽道に断脈されているのではと、風水師としては懸念があり、傷ついた龍の怒りがあるのかもしれません。
神戸市内には、異人館通りで有名な北野町をはじめ、1868年の神戸開港以来、移住してきた外国人たちにより建築されたさまざまな宗教建築物が集まっています。
神社仏閣はもちろん、カトリックをはじめとしたキリスト教の各宗派、日本最古のイスラム教のモスク、ユダヤ教のシナゴーグ、日本で唯一とされているジャイナ教の教会等、多様です。
“神戸”はかつて、「かんべ」と呼ばれていたようですが、この地名はすでに日本書紀に残っているそうです。
中近東やアフリカはじめ、宗教間の対立が原因の戦争が懸念されるこの時代に、多様な宗教が平和のうちに共存する神戸は、“神の戸”という地名にふさわしいと言えるでしょう。
そんな神戸でなぜ・・・!?
大変残念でなりませんが、前述した地理風水上の遠因があることを、風水師の端くれとしては感じてなりません。 神の戸という地名が付けられた地ゆえ、神意にそぐわない原因があれば、かえって魔の入り込む隙もできやすいのかもしれません。

話は前後しますが、前述したように今年は西北方位に年五黄が回座しています。容疑者宅から見て西北方位の雑木林で美玲ちゃんの遺体は発見されましたが、行方がわからなくなってから12日目にようやく発見されました。何百人という体制で警察が付近を捜索したにも関わらず、なぜかその雑木林だけは捜索しなかったとのこと・・・。警察の怠慢と言えばそれまでですが、容疑者宅から年五黄の方位ゆえ、神隠しならぬ悪魔隠しにあったように思われました。
最後に祈ることしかできませんが、犠牲となった美玲ちゃんのご冥福を心より祈ります。

追伸)
容疑者は、軽度の知的障害があり、生活保護を受けていたようです。
おそらく保護司はじめ、公的機関としても対応をしていたとは思いますが、単身孤独な境遇が益々増える社会問題のひとつとして、他人事でなく、誰しもが考えていかねばならない重いテーマですね・・・。

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