四柱推命学・算命学 風水工法

同じ生年月日でも成否を大きく分ける大運天中殺現象(立命塾受講生Yさんのレポートより)

寒中お見舞い申し上げますm(__)m
新年を迎え、早いもので大寒を過ぎ、あと一週間もすれば立春、本格的な2015年三碧乙未の運氣を迎えますね。
月末に差し掛かっての本年最初の投稿となってしまいました^_^;
今回は、実践的四柱推命学を受講された立命塾受講生のYさんが、課題として提出いただいた鑑定内容の一部をご紹介したいと思います。

四柱推命研究課題
「私は楽天の創業者・三木谷会長がまったく同じ生年月日ですが、なぜ、片や日本のトップ5に入るミリオネアで、一方(私)は自転車操業なのか?」

 私も三木谷社長も同じ昭和40年3月11日生まれです。
 命式は下記のとおりです。

生年 乙巳戊 劫財 偏財 病
生月 己卯乙 正財 劫財 帝旺 羊刃
生日 甲子癸     印綬 沐浴
生時 癸酉辛 印綬 正官 胎
(生時はYさん、三木谷氏は不明)
空亡 戌亥

格 官印格(Yさん) 三木谷氏は不明

大運
0  ~ 1,8 己卯 正財 帝旺 羊刃 
1,8 ~11,8 戊寅 偏財 建禄
11,8~21,8 丁丑 傷官 冠帯
21,8~31,8 丙子 食神 沐浴
31,8~41,8 乙亥 劫財 長生 大運天中殺
41,8~51,8 甲戌 比肩 養  大運天中殺
51,8~61,8 癸酉 印綬 胎  大運天中殺(延長)
61,8~71,8 壬申 偏印 絶  大運天中殺(延長)
・・・
註),8は八か月

 もともとの生来の資質が違うこともあるとは思いますが、大運で調候されている10代~20代で、三木谷会長は一橋大学、興銀というエリートコースを歩み、社内結婚しています。さらに、大運天中殺に入る前の5年間で興銀の制度を活用して留学し、妻とともに28歳でMBAを取得。さらに、95年(年柱の干支と納音で劫財、しかも天中殺年)に退社して楽天を創業、翌年から大運天中殺に入って一気にミリオネアへと突き進み、ギリギリのタイミングをうまく生かすことができたようです。
 一方、私は大学へすんなり進み、短期留学も就職もしていますが、基本的には目標もなく遊んでいました。実は退社した時期もほぼ一緒でしたが、大運天中殺に入った年は中途半端なフリーライターで、将来への道をまったく作れていなかった、その差が大運天中殺の20年間に雲泥の開きとなって現れたとしか言いようがありません。

 四柱推命の観点では、時柱の命式によって違いが出ますが、三木谷会長の生時は不明です。おそらく「食神」などが来て、原局内で調候されているのではないかと思われます。
 一方、私の時柱は「正官」の上に「印綬」が旺じ、日柱の「印綬」と併せて水によって調候される、身旺の「官印格」といえるでしょう。これは、壮年期から晩年にかけて、技芸や子孫により福徳を得る富貴の命とされています。また、時柱の「正官」は他柱に凶神があっても災厄を免れるとされ、人徳があり緻密な性格で、男命の場合は女児を得る暗示となります(実際そのとおりで、二人の娘がいます)。
 また、時柱の「酉」は年柱の「巳」と金局半会で、日柱の「子」と支合する「丑」に巡れば三合となるため、大運が「丑」の十代は異次元融合の時期だったことになりますが、残念ながら刹那的に遊んでいたので、一つに道を決めて進めば何かしらブレイクスルーがあったかもしれません。ただし、問題なのは、時干支と月干支が「」になっている点です。これは、隣りあわせではなく離れているため、影響は限定的かもしれませんが、大きなエネルギーのぶつかり合いが内包されているため、良くすればカリスマ性につながるものの、悪くすると「正官」に傷がつき、上述の福分を落とすことになるかもしれません。

・現在の大運の運勢

 現在は大運(甲戌)天中殺の最後の5年(試練の期間)にいます。特に2014年は「甲午」の「比肩」で日干支と納音、配偶者も同じく「比肩」で納音ということもあり、配偶者の父が他界し、長年なおざりになっていた不動産等の対応を整理せざるを得ない状況になったのでしょう。
 さらに大運も「比肩」で「甲戌」とは大半会になっており、外部環境が大きく変化する運勢でしたが、実際、関連する会社組織が大きく変化しました。

・2015年以降の運勢

 2015年は「乙未」で「劫財」が太過し、原局に食傷星がないので財運はさらに弱められそうです。幸い、共同で起業する方が傷官格ゆえ、その憂いはなくなると信じ、頑張りたいと思っています。
 また、月地支とは木局半会で守りは強められますが、日地支とは「害」の関係になるため、やや健康に注意の年です。さらに大運とは庫気刑になるため、関わる会社組織において、上司部下との争いがありそうですので、要注意です。
 2016年中には大運が変わり、空亡期を抜けて「癸酉」の「印綬」になります。これは時柱と律音で、新たな旅立ちの運氣です。流年でも調候される半会の時期が2016年から2年間続き、漸く財星に根ができて財運が上向く運氣ゆえ、このチャンスを逃すことなく、せめて三木谷氏の足元に及べればと決意しております。

補足
 Yさんは今まで、四柱推命の知識はまったくなく、あしかけ四か月かけて8日間だけの講座ではありましたが、Yさんは一日一人の命式作成と鑑定という、当塾の方針をしっかり守って精進されていたので、短期間ではありましたが、かなりの鑑定力を身に付けておられ、感心しました。
 31,8歳から始まった大運天中殺の20年間は、日座天中殺との重なりゆえ、さらに51,8歳以降20年間延長しますが、延長前の5年間、経済的に厳しい中でありながら、当塾にてがんばって命卜相を学ばれているゆえ、延長の大運天中殺20年は、きっと官印格にふさわしい功名を得ると確信しています。希望を持って、がんばってください!!

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