風水探訪

柴又帝釈天風水考

太陽暦による新年最初の月も早いもので今日明日を残すのみとなりました。
昨年の11/13、12/13両日の巳刻に、家宅のツボを刺激して氣の流れを旺盛にする打劫煞開運法を行いましたが、今月は月初めから立て続けに出張鑑定をいただき、ブログ更新に割く時間がなく、気がつけば月末になってしまいました。
打劫煞開運法は、玄空大卦法と三元奇門遁甲を使用する術ですが、その玄妙さを感じずにはいられません。感謝m(_ _)m
30日、31日も広島出張ですが、月二回のブログ投稿は自らに課した約束事のため、広島に向かう新幹線内にて、スマホによる投稿です。
さて今回は、今月4日に訪れた柴又帝釈天について、風水学の視点から考察します。
実際の目的は、立命塾門人の安藤尚堯先生と執筆中の風水書取材で、寅さんちの「とらや」風水探訪でしたが、年初めということもあり、各々夫婦にて、柴又帝釈天へ初詣することとなりました。
柴又帝釈天は、正式名称を経栄山 題経寺(きょうえいざんだいきょうじ)と言い、江戸時代初期の寛永6年(1629年)に開創された日蓮宗寺院です。ウメサンの家系の信仰も日蓮宗でして、今回ブログ投稿する際に調べて日蓮宗寺院であることを初めて知ったのですが、縁に引かれて来訪したと感じました。
本来のご本尊は大曼荼羅ですが、18世紀末、9世住職の日敬(にっきょう)の頃からご本尊と一緒に祀られていた帝釈天が信仰を集めるようになり、「柴又帝釈天」として知られるようになったそうです。
帝釈天は天部のおひとりで、天部は尊像における四区分(如来、菩薩、明王、天)の最下位である四番目に置かれ、天部には他に弁財天、大黒天、毘沙門天、鬼子母神、十二神将などが居られます。
帝釈天の縁日は、60日に一日くる庚申の日とされ、江戸時代に大流行した庚申信仰とも相俟って、多くの参詣人を集めるようになったそうです。
庚申信仰とは、庚申の日に徹夜して眠らず、身を慎めば長生できるという信仰のことです。
庚申信仰の起源は中国の道教にあり、人間の体内には三尸(さんし)がおり、庚申の日に天に昇って寿命をつかさどる神に人間の過失を報告し、早死させようとするため、昼夜清斎して神を思えば、三尸は天に昇って人の罪状を告げることができないと、古書に記されていることから由来します。
日本では、8世紀末には「守庚申(しゅこうしん)」という、庚申の夜には謹慎して眠らずに過ごすという行事がなされた記録があるようです。
平安時代からは庚申待(こうしんまち)と称され、公家の間で行なわれていたようですが、江戸時代には広く民間に伝わり、庚申の日には村単位で夜集まる庚申講(こうしんこう)がさかんに行なわれたようです。郊外に行くと庚申塚を見受けます。ウメサンんちがある桶川にもありますが、その地域で行なわれていた庚申信仰の名残りなんですね。
さて、前置きが長くなりましたが、柴又帝釈天の風水考に入ります。
柴又帝釈天本堂は西向きで、二十四山方位では庚向き、すなわち「甲山庚向」です。
(下画像は柴又帝釈天本堂)

柴又帝釈天本堂

柴又駅から柴又帝釈天へと続く参道は、北東方位、十二方位では寅方位に延びています。
(下画像は柴又帝釈天門前町のGoogle衛星画像)

柴又帝釈天周辺航空写真

そして、山門手前でくの字型にやや折れて山門に続いています。
(下画像は柴又帝釈天山門)

柴又帝釈天山門

寅方位ということは、柴又帝釈天から見れば申方位となります。
そうです❗️
本堂は庚向き、
参道は本堂から見て申方位に延びているわけです❗️
帝釈天参道は、庚申の日には今も大変な賑わいになるそうです。
庚申講は今ではほとんど行なわれることはありませんが、時空がまさに一致した柴又帝釈天の庚申参拝は、間違いなく御利益があり、今も盛んなのでしょう。
この繁盛に一役買っているのが、もちろん寅さんです。
(下画像は柴又駅前にある寅さん像)

柴又駅にある寅さん像

柴又駅から寅方位に延びる参道に、とらやがあります。
(下画像は映画の舞台となったとらや)

とらや

山田監督が寅次郎という名を寅方位から取ったわけでは決してないでしょうが、間違いなく帝釈天のご意思に依り、山田監督の脳裏に閃かれた名前ではないでしょうか。
読売新聞が2011年11月2日に、奈良時代「下総国葛飾郡大島郷」の戸籍(注1)に「孔王部(あなほべ)」、名は「刀良(とら)」という男性と、別の世帯に同姓の「佐久良賣(さくらめ)」という女性の姓名が記されていることを取り上げていました。
そして続く9日には、2001年に柴又八幡神社の境内から出土した、男の埴輪と女の埴輪が、映画「男はつらいよ」の主人公・車寅次郎と、妹・さくらに似ているとあらためて紹介し、大変話題になりました。
その戸籍のレプリカと寅さん似の埴輪は、葛飾区の「郷土と天文の博物館」で展示されているそうです。
霊魂の存在を信じない山田監督も、何か目に見えない力が働いて作られた映画だと語られています。
仏教でいう輪廻転生を感ぜずにはいられませんね。
蛇足ですが、私は庚申日生まれです。昔から寅さんが大好きでしたが、今回の記事で調べてみて、その理由がわかりました。今回の企画はまさに帝釈天に導かれたと感ぜずにいられません。

追伸)
明日の帰路新幹線内で、今月二度目の記事「伏見稲荷風水考」を投稿予定です。

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