四柱推命学・算命学 風水鑑定

天戦地冲月と安倍首相ご夫妻の危機

 二十四節気の春分を過ぎ、いよいよ東京で桜の開花宣言もなされ、日に日に陽氣の高まりを肌で感じられる時節となりましたね。
 下旬にさしかかってしまいましたが、今月最初の投稿です。今回は、森友学園問題で危機に直面されている安倍首相ご夫妻について、命理学の観点から考察します。
 一年のうち必ずひと月は、年干支と月干支がぶつかる天戦地冲月があります。今年は今月がその月です。
 2017年(平成29年)の年干支は丁酉、今月(3月)の月干支は癸卯で、天干は陰同士、水(癸)剋火(丁)でぶつかり、地支も陰同士、金(酉)剋火(卯)で対冲(十二支を等間隔で円周上に並べて正反対に位置する関係)にあってぶつかっており、天も地もぶつかる天戦地冲月です。

天干と地支の関係図

 毎年末、浅草公会堂にて「強運をつかむ風水セミナー」を催行させていただいていますが、翌年の運勢を占う中、一年の天戦地冲月、天戦地冲日をご紹介し、重要行事は避けるようお勧めしています。先に記述したように、天戦地冲月は年にひと月、天戦地冲日は年に24日前後あります。特に月と日の天戦地冲が重なる場合は、大変凶作用が大きいのは自明の理です。
 天戦地冲月である今月(2017年3月)は、5日(辛卯)、17日(癸卯)、23日(己酉)が天戦地冲日ですが、23日に森友学園理事長の籠池泰典氏が、国会の証人喚問を受け、安倍首相の奥様である昭恵夫人から、首相よりということで100万円の寄付をいただいたと証言されました。喚問を受けた籠池氏にとってもそうですが、取り分け安倍首相ご夫妻にっとては、まさに天戦地冲凶作用の現れた日となってしまいました。
 そもそも森友学園問題の本質は、国有地が鑑定評価額を大幅に下回る価格で売却された問題解明にありますが、学園の名誉会長であったのが昭恵夫人だったことから、むしろそちらがマスコミや野党のターゲットになっている感があります。
 天戦地冲の影響は誰にもありますが、その強弱は人により異なります。命理学的には、その人の持つ宿命により異なりますが、安倍首相ご夫妻にとって今月は、個々人の運勢上も大試練の月です。
 安倍首相ご夫妻の命式は下記のとおりです。

安倍晋三首相 1954年9月21日生まれ
生年 甲午己 偏財 印綬 沐浴
生月 癸酉辛 傷官 劫財 帝旺 羊刃
生日 庚辰戊     偏印 養
生時 不明
空亡() 申酉

大運 55歳8か月~65歳8か月 己卯 印綬 胎
歳運 2017年 丁酉 正官 帝旺  

安倍昭恵夫人 1962年6月10日生まれ 
生年 壬寅戊 正財 劫財 死
生月 丙午己 印綬 比肩 建禄
生日 己卯乙     偏官 病
生時 不明
空亡(天中殺) 申酉
大運 51歳4か月~61歳4か月 庚子 傷官 絶
歳運 2017年 丁酉 偏印 長生

註)蔵干は算命学の二十八元表による

 安倍首相ご夫妻の相性に関しては、本題ではないので詳述しませんが、とても良いです。同一空亡(天中殺)ですので、あがるときは一緒にあがり、下がるときは一緒に下がっていく宿命で、首相の生日支と夫人の生日支が卯-辰の害ゆえ、昭恵夫人の言動が首相にも大きく作用します。
 安倍首相にとって今年は、空亡(天中殺)年にあり、生月と大運が天戦地冲、生月支と年支が酉酉の自刑です。さらに今月は、生月と癸酉‐癸卯の納音となります。月支は現在地を表し、首相という立場が激しく突かれ揺さぶられる月間となっています。それだけではなく、月支と生日支が卯辰の害となっており、配偶者とのトラブルの暗示があるのです。
 一方昭恵夫人のほうも空亡(天中殺)年で、生月と大運が天戦地冲、大運は傷官運で夫を剋しやすい運氣にあります。そして大運支と生日支が子‐卯の旺氣刑、さらに年支と生日支が酉-卯の冲となっており、配偶者とのトラブルの憂いがあります。
 ご夫妻とも、配偶者の場所である生日支を中心として、刑冲害が重なり、上がるときも下がるときも同じ同一空亡(天中殺)の首相ご夫妻ゆえ、その凶作用は尋常ではないのです。そこに年月の天戦地冲が加わり、おそらく安倍首相にとっても、昭恵夫人にとっても、人生で最大の試練と言えるでしょう。
 安倍首相にとっては、公私ともにかなりの大試練ではありますが、今年は守護神である丁が巡っていることもあり、国会やマスコミとも、そしてご家庭でもぶつかりながらも雨降って地固まり、GW明けの5月には沈静化すると思われます。
 
 今月に入ってから、この森友学園問題だけでなく、豊洲市場土壌汚染問題で石原慎太郎氏が証人喚問を受け、海外では北朝鮮のミサイル発射、韓国の前大統領朴槿恵氏が弾劾裁判で罷免され、天戦地冲日の23日には英国にてテロ事件があり、多くの死傷者が出ています。4月3日までは三月の運氣ですので、私的にも十二分注意してください。予防策としては、重要行事は4月以降に回し、欲を持たず、感情的、感傷的にならず、日々を丁寧に過ごしていくことです。

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