風水学 陰宅風水 開運法

ご先祖が安寧できるお墓と仏壇の風水Ⅱ

ご先祖が安寧できるお墓と仏壇の風水Ⅱ

 7日は曇天のため、仲秋の名月を拝めず残念でした。8日は二十四節気の寒露、冷たい露が降りるのはまだしばらく先になりそうですが、エアコン不要の凌ぎやすい清秋となりましたね。
さてご先祖が安寧できるお墓と仏壇の風水Ⅰの続きですが、彼岸も過ぎてしまい、とうが立ってしまい申し訳ありませんm(__)m
チェックポイントの①巒頭風水上の形煞を挙げながら、その凶意と化煞法を説明します。

スライド4 背空煞

スライド4

、陽宅とも、背後は山や森林、大きな建物があることを吉とします。勾配のある地では、背後が高くなっているのを吉とします。
左画像は東京都内にある霊園で撮影したものですが、墓石の背後が高層ビルの谷間になっており、これは背空煞と呼ばれる凶煞のひとつです。陰宅にしろ陽宅にしろ、坐(建物の向と対となる方位)は、丁運(、和合)を司り、山や大きな建物があって守護されるのを良しとしますが、この画像のように背後に建物があっても、建物と建物の谷間が真後ろになると、健康と和合を損なう憂いがあるのです。
右画像は鎌倉霊園にある階段状のエリアですが、墓地は中央が通路となっており、高地側と低地側に各々お墓が、中央通路を挟んで向かい合うように並んでいます。この場合、高地側は坐方が高くなりますが、低地側は坐方が墓地より低くなってしまい、これも背空煞です。

スライド5 背空煞の化煞法

スライド5

左画像は鎌倉霊園における華人のお墓ですが、20㎡以上ある大規模な墓地です。墓石の背後に、墓石を守るように御影石製の塀が建てられています。さすが風水本場の中国人のお墓だなと感心しました。なお画像をよく見ると、墓石手前に獅子が雌雄一対設置されているのがわかりますが、陽宅と異なり、陰宅風水学上は、獅子一対を設置することは先ずありません。
一方、日本人の墓地は、一畳(3,3㎡)あれば広いほうで、最近は半畳ほどしかない墓地が一般的です。よってこうした化煞を施すのは難しいのが実情です。
そこで右画像のように、追善供養として立てる卒塔婆を数本きれいに並べると良いでしょう。なお浄土真宗では卒塔婆を立てないので、次のスライド6でご紹介する風水結界を張る化煞法をお勧めします。

スライド6 頂心煞と化煞法

スライド6

画像は名古屋市内の霊園で撮影したものですが、大木を中心として四辺形状に墓石が並んでいます。その中で、赤枠したお墓は真正面にこの大木があります。陽宅においては、玄関真正面に、視界を真っ二つに割くように電信柱や高木があるのを「頂心煞」と言って、夫婦関係はじめ家族関係を損なう憂いがあるとしますが、陰宅の場合も同じで、子孫の家庭内で同様な憂いがあります。
この化煞法のベストは、墓向(お墓の向き)を振ることですが、墓地が狭く、墓石が整然と並んでる場合、2~3度ならともかく、10度以上振るのは難しいのが実情です。
そこで敷地四隅に小さな天然水晶玉を埋設し、風水結界を張ることにより、煞気を防ぐ化煞法をお勧めします。

スライド7 槍煞 菜刀煞 極陰煞

スライド7

どの煞も、子孫の健康運、仕事運、家庭運にダメージをもたらす凶煞です。
左画像は東京都内の寺院境内にある墓地にて、ある墓石を背後にして撮影したものですが、まっすぐな通路が墓石に向っており、突き刺す槍のような煞気を墓石が受ける槍煞です。この化煞も上述した、敷地四隅に天然水晶玉を埋設する風水結界法を行うことをお勧めします。
右上画像は神奈川県内の霊園にて撮影しましたが、墓誌が本体の墓石を斬るように設置された菜刀煞となってます。この化煞は、墓誌の向きを変えれば大丈夫です。
右下画像も神奈川県内の霊園にて撮影しましたが、墓石が見えづらくなるほど敷地周りの植木が生い茂る極陰煞です。この化煞はばっさりと剪定することですが、木の根が骨壺を安置するカロート内に侵入する場合もあるため、お墓の敷地には植木をすべきではありません。

スライド8 電波煞

スライド8

千葉県内の霊園で撮影した画像だが、広い霊園では、霊園内に送電線塔が建ち電線が走っていたり、携帯電話の電波塔が建っていることが結構あります。強い電磁波が発生するため、磁場がかなりゆがむことになり、墓向を羅盤測定すると、正確な磁南磁北を指さなくなります。陽宅の場合は、電磁波が人体に悪影響を及ぼす健康被害が取り沙汰されますが、陰宅の場合は直接人体に対する凶作用ではなく、墓地における磁場の乱れることにより、先祖が安寧できなくなることが問題で、近ければ近いほどその影響は当然強く、子孫の人生を損なうとされます。
これから墓地を探される場合は、最低20~30mは離れた区画を選ぶべきでしょう。そして墓石が塔のほうを向く場合、塔が頂心煞となりますので、真正面に塔のほうを向かない区画にすべきです。しかし既存のお墓の場合は、すぐに移設は難しいので、電磁波を吸収、遮蔽する効果のある炭※をさざれ状にして不織布製の袋に入れ、カロートの底部に敷くことをお勧めします。
※備長炭のように、高温(1000℃以上)で焼成され、半導体となった炭が最も効果的である。

以上、陰宅()における形煞をいくつか挙げ、化煞法をご紹介させていただきました。
次回は「ご先祖が安寧できるお墓と仏壇の風水Ⅲ」として、仏壇の風水を投稿したいと思います。

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