四柱推命学・算命学 占術 お知らせ(ブログ版)

安倍首相、無念の退陣(T‐T) <空亡月の組閣が凶運を招いた!?>

 9月12日、安倍首相が無念の辞任表明をされました。
 「美しい国、凛とした国づくり」を掲げて出発されましたが、使命半ばにして無念の降板・・・。
 安倍首相は四柱推命(実際には生時不明ゆえ三柱)でみると、下記の通りです。

昭和29年9月21日生まれ
生年 甲午己 偏財 印綬 沐浴
生月 癸酉辛 傷官 劫財 帝旺
生日 庚辰戊     偏印  養   空亡;申酉
生時 不明

 日柱は庚辰の魁罡(かいごう)で政治家タイプ(ただしムードづくりが不器用)ですが、月柱の並びが傷官-劫財で「身内や人間関係で厄介ごとが生じやすい」「物事がもう少しのところで頓挫しやすい」という凶暗示を抱えており、残念ながら後者の凶暗示どおり、身内(閣僚たち)の不祥事が相次ぎ、頓挫してしまった感があります。
 さて、もう少し時運と照らし合わせて、なぜ安倍首相が辞任に追い込まれたか、運勢学の立場で検証していきましょう。
 47~56歳の大運(10年運)は戊寅で偏印が司っており、確かに身内のトラブルに巻き込まれやすかったり、迷いが生じやすい運気ですが、この「戊」と月干「癸」が“無情の合”という干合関係となり丁に転化するため、傷官・偏印ともに、凶意はかなり去っていると言えます。
 2007年の年運は、丁亥で正官が司っており、我が身「庚」を剋す星ですが印星が2つあるので通関し、返って官印良全となり吉運です。
 それではどうして辞任という最悪の結果を招いてしまったのでしょうか?
 そのキーワードは空亡(申酉)にあると、ケロケロウメサンは考えます。
 7/29の参議院選挙敗北時に辞任すべきだったというのが、大方のご意見ですが、ウメサンはそうは思っておりませんでした。
参議院選挙大敗原因のひとつであった閣僚の不祥事に対するけじめとして、内閣を大改造して再出発の道を模索した安倍首相でしたが、改造内閣の発足は、選挙の約1ヶ月後、8/27でした。私はこの改造内閣発足の遅れが、運勢学的な原因であったと考えています。
 安倍首相の空亡は申と酉ですが、8月は申月、すなわち空亡月でした。空亡は年だけでなく、月の空亡も影響が大きいとされています。空亡期は、外的に大きな行動は裏目に出やすい運気です。空亡は別名天中殺とも呼ばれ、扱いを誤ると死にも至るような大凶運であると言う占術家もおられますが、ウメサンはそうとは考えておりません。たしかに思慮の浅いアクションは、墓穴を掘る運気と言えますが、空亡のときこそ、読書、瞑想等を通じて己の内面を見つめ、反省すべきは反省し、自己を啓発することのできる時期と思っております。
 選挙敗北のけじめとして、内閣の大改造は止むを得ないわけですが、空亡月が始まる立秋の8/8前に、改造内閣を発足すべきだったと思います。そして8月、9月はじっと耐え、空亡の明ける寒露の10/9以降、また盛り返すことができたかもしれません。何せ9/10から始まった臨時国会は、第168回です。1、6、8(イロハ)は、玄空派風水学上、吉数とされており、特に今は第8運ですからなおさらです。
 空亡期を耐えて国会に突入していれば、選挙敗北が、返って雨降って地固まる結果となり、安倍政権にとって追い風の国会に成り得たのではないでしょうか?
 しかし現実は、やはり空亡月である9月、さらに空亡日である己酉日の12日に、辞任表明をすることとなってしまいました。
 現在安倍首相は、過度な心労のための全身衰弱治療で入院中ですが、まだ52歳という若さですから、体調を整え、そして英気を養って、ぜひ再起していただきたいと懇願するウメサンです。
 最後に安倍首相が内閣総理大臣就任後、昨年の9/29の国会で行った所信表明にて、『美しい国、日本』をスローガンに掲げ、子供たちの世代が自信と誇りを持てる「美しい国、日本」を国民と一緒に創りあげていく「決意」を披露されましたが、簡単に回顧してみたいと思います。
 目指すべき国のあり方として、
(1)文化、伝統、自然、歴史を大切にする国 
(2)「自由」と「規律」を知る、凛(りん)とした国 
(3)未来に向かって成長するエネルギーを持ち続ける国 
(4)世界に信頼され、尊敬され、愛される、リーダーシップのある国
を示されました。
 この4つは、今の日本の教育上、とても大切な指針だと思っています。
 特に(2)の『凛(りん)』という語は、日本民族が本来持っている、誇るべき氣(オーラ)だと思います。残念ながら現在はその氣を錬ることのできない教育や社会となってしまいましたが、悪評高かった『美しい国、日本』という安倍首相が掲げたこのスローガンに共鳴して、『凛(りん)』とした氣を醸し出す努力を始めた人が必ずおられると確信しています。
 そうしたムーブメントがシンクロシティとなり、「百匹目の猿」現象が起こって、凛とした国造りがなされていくことを懇願してやまないケロケロウメサンです。
 立命塾が、微々たる存在ではありますが、その一助を担えるよう、がんばっていきたいと思います。

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