立命学 四柱推命学・算命学 擇日

四柱推命学(命理学)は運命に関する真理の学問である(故安岡正篤先生)

 2011.1.29~30の2日間の講義で、昨年9月より4ヶ月8日間に渡る実践的四柱推命学講座を、無事修了しました。(12月は母の急逝に伴い延期)
2011.1.30 浅草寺の五重塔
 この間、講義室の東側窓から浅草公会堂越しに見える東京スカイツリーも順調に成長を続け、現時点で559mに達しています。まだまだあと80m高くなるのですが、今年も同じ会場で立命塾の講座を行いますので、スカイツリーの成長記録を投稿し続ける予定です。

2011.1.30 講義室から臨むスカイツリー
 講義会場であるこの部屋は、浅草公会堂前にある6階建てビルの最上階で、教室の履き出し窓から屋上ガーデンに出ることができ、浅草公会堂越しにスカイツリーを臨むことはもちろん、浅草寺境内も一望でき、講義の合間にリフレッシュさせていただいております。

2011.1.30 スカイツリー
(画像は上から、「屋上ガーデンから臨む浅草寺境内」
「教室から浅草公会堂越しに臨むスカイツリー」
「屋上ガーデンから浅草公会堂越しに臨むスカイツリー」
「浅草公会堂横の小路から臨むスカイツリー」

浅草公会堂横から臨むスカイツリー

 さて、話は実践的四柱推命学講座に戻します。
 講座最終日には、ホワイトボード上で実践鑑定を行っていただき、合格者に「立命塾四柱推命鑑定士免状」をお渡ししています。
 免状授与時には、いつもウメサンが心の師として仰ぐ安岡正篤先生の著書からの引用文を紹介し、修了と鑑定士としてのスタートの祝辞とさせていただいておりますが、その内容をご紹介させていただきます。

 以上、阿部泰山流の四柱推命を主体とし、補助として算命学陰占も学んで参りました。あとは実践鑑定をこなして、鑑定力を高めてください。
 最後に、昭和における政財界の精神的支柱であった東洋哲学の重鎮、故安岡正篤先生のことばを紹介して終わりたいと思います。
「・・・いろいろな運命観がありますが、そのひとつに四柱推命学というものがあります。これは、民間の易に基づく人間学の中で最も確かと申しますか、内容のある学問です。本当の名を命理といい、専門家は四柱推命学のことを命理学といっております。運命に関する真理の学問であります。
・・・(途中省略)これなどは正しく教えてやりますと、夫婦、あるいは結婚に幸福をもたらすため、大変功徳があります。これは易学に基づく応用の方で、その他の九星とか何とかいうものはたくさんありますが、真の学問的価値は乏しい。
・・・(途中省略)運命とは動いてやまない自然と人生のことであります。そこで運命を誤ってこれを他律的、予定的なものと誤解、あるいは浅解、すなわち浅く考えてしまうと、動きがつかなくなる。人間ははじめから自然、あるいは遺伝に従って決まりきった存在で、泣いても笑っても運命はどうにもならぬというような予定的、固定的に考えるのを宿命といいます。しかし運命というときには、動いてやまぬということであります。それを生まれたときから決まりきっている、どうにもならぬという考え方が運命の中の宿命観であります。しかしこれでは人間としてせっかく心というものが与えられ、意識し、思考する意義がありません。
・・・そこでさらに進んで、この動いてやまない創造-クリエーション、進化、これを法則に支配されて動きのとれぬという宿命観に陥らずに、この運命の理法を探究して、原理を解明し、大自然あるいは、宇宙、神、そして人間の思考や意識に基づいて、自分の存在、自分の生活、自分の仕事というものを創造していくことを立命と申します。同じく運命といいますけれども、大きく分けると宿命観と立命観があるわけであります。
 易には変わるという意味がある。変わるのは本体に変わらないものがあるから変わる。運命を宿命にすることなく、立命にもっていくこと、これが本当の易であります。・・・」
安岡正篤著「易と人生哲学」(致知出版社)より抜粋

 真摯に安岡先生の言葉を聞き入って下さった受講生諸氏の、今後の精進と活躍を祈願します。
 4ヶ月間、ご苦労様でした。

追伸)
 運勢学的には2010年もあと今日を含めて2日ですね。
 ウメサンにとって、2010年は天戦地冲と納音が重なる一年でしたが、母の急逝をはじめ、車のもらい事故等、象意である“衝突”にふさわしい一年でしたが、人間的には一段階成長させていただけたと感じています。
 2/4立春からは辛卯年が始まりますね。
 人により運勢は異なりますが、一年後には、振り返ってみて、起こった出来事に感謝できる自分でありたいですね。

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