昨夜は中秋の名月でしたが、関東ではまさに名月の呼称にふさわしく、太陽の光に照らされた満月がとってもきれいでしたね。ウメサンんちでは、夜9時頃、日課である、家内と愛猫ジョナとの夜の散歩にでかけながら、名月を観賞しました。
それにしても、9/8の白露を過ぎ、朝露が朝日を浴びて白く輝く初秋の訪れを告げているというのに、まだまだ日中は夏の暑さがぶりかえし、まだまだ暑いですねえ・・・。
さて、今月9月(9/8~10/8)は、年干支「辛卯」と月干支「丁酉」が、天干同士、地支同士が共に剋し冲する『天戦地冲』の月間です。
玄空大卦擇日においても、四柱推命学においても、天戦地冲となる場合は、重要行事を避けるよう、教示しています。ぜひ、移転、会社やお店のオープン、登記、結婚式等の重要行事は、できれば避けましょう。
重要行事を催さないとしても、今月は言動に細心の注意をなすべきだと感じます。
今年は七赤破軍の年、さらに西方位に歳破と三煞が重なり、三煞はこの酉月9月が最も強くなるため、口舌や金銭問題には十二分に注意を払いましょう。
取り分け、東向きの建物、すなわち西が坐となる場合は、要注意です。
実際、国会議事堂を拠点とする政界においては、すでにその兆候が出ています。
“どじょう宰相”野田政権が発足して間もないのですが、早々と鉢呂経済産業大臣が10日ともたずに辞任に追い込まれてしまいましたね。原因は、8日に野田首相とともに福島原発とその周辺地域を視察した際、「死の町」と表現してしまったことと、記者の取材中に「放射能をうつす」などの言動による世論の批判でした。後者はオフレコ的に語ったとのことで、それを鬼の首を取った的に報道するのも如何なものかと思いますが、しかし国家的公務を司る立場としては、あまりに軽率だったと言わざるを得ないでしょう。
まさに『口舌』が原因であったわけです。
国会議事堂は真東向き、すなわち24山で酉坐卯向です。よって今年は、坐に歳破と三煞が回座し、また玄関には五黄が回座しています。9月酉月は、三煞が最強となる月で、また三煞の凶作用は迅速とされます。
国民の期待が大きい中発足した野田政権の閣僚の皆様においては、くれぐれも言動や金銭問題には細心の注意を払っていただきたいと思います。
なお蛇足ではありますが、鉢呂氏の空亡(天冲殺)は寅卯でした。天冲殺期になすことは、実体化しづらいとされています。雲をつかむよう、宙に浮いているような状態です。ですからよほど地に足をつけることに意識して言動しないといけなかったと思われます。もともとは裁量ある方だと思いますが、返す返す残念ですね。
しかし他人事ではなく、己への教訓として留意して今月は過ごしましょう!寅卯天冲殺(空亡)の方、建物の坐が西の方は特に・・・。
天戦地冲、天も地もぶつかる、衝突の月ではありますが、年に必ず一月はあります。
良いときもあれば悪いときもあるのが人生、こうした月こそ、感謝の心、謙遜な心を持って事にあたれば、公私共に脱皮できるときでもあると思っています。気負わず、言動に留意して、がんばりましょう!!
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