四柱推命学・算命学 風水学 易占

オセロ中島(中島知子)さんの早期復帰を祈願します

今日は2月最後の日、閏年ゆえ1日多く、得した気分のウメサンです。
本日は久しぶりに出張鑑定や講座がなく、お待たせしている鑑定書や鑑定要綱の作成作業等のデスクワークに励んでおります。
ブログは月間最低4~5回の投稿を自らノルマと課しているですが、今月はまだ3回しかブログ投稿していないので、その合間の今回の投稿となりました。
2012.2.29 ウメサン宅の門回りさて、昨夜未明より、ここ桶川では今冬はじめてまとまった積雪となり、コンクリート部分で5cm、土部分では10cm近く積もりました。
拙宅の門は、拙宅から東南方位に位置していますが、門頭(かぶり)の松の枝が積雪の重みでかなり撓(たわ)み、折れないかと心配になって、枝の雪下ろしをしました。門上の枝の撓みも取れ、今年東南に巡っている五黄の化煞として立春過ぎに枝に取り付けた銅製風鈴が、雪中、いつもより閑静なこともあり、チリンチリンと風に揺られて、心地よい耳障りで鳴っていました。その様子を見て、「一年間、五黄の化煞頼んだよ。」と、思わず手を合わせて拝んだウメサンです。

2012.2.29 愛猫ジョナ降雪はこのブログを入力中に小降りになりましたが、外気温は5℃を下回り、いつも日中は外出する、我が家の愛猫ジョナも、リビングのソファの上で寒そうにしていたので、ふとんを巻いてあげたら、まんざらでもなさそうにじっとしていました。

さて、今月最後のブログテーマはどうしようかと思っていましたが、昨日、高級賃貸マンションから立ち退きの裁定が下ったオセロ中島さんについて、簡潔に命理鑑定し、ウメサンの私見を記述させていただくこととします。

中島さんの命式は、下記のとおりです。(生時は不明。)

生年 辛亥壬 偏印 劫財 帝旺
生月 丙申庚 正財 印綬 死
生日 癸未己     偏官 墓
空亡 申酉

大運
25~34 己亥 偏官 帝旺
35~44 庚子 印綬 建禄(40歳の現在はこの大運)
上記20年間が大運天中殺期間。

歳運
2010 庚寅 印綬 沐浴  生月干支「丙申」と天戦地冲
2011 辛卯 偏印 長生  生年干支「辛亥」と大半会、生年支「亥」、生日支「未」と三合木局
2012 壬辰 劫財 養   大運支「子」、生月支「申」と三合水局

命式の特徴
格;月支印綬破格、殺印生化破格、偏と云えども財官印三宝の命
生年干支「辛亥」と生月干支「丙申」が干合支害
生月天中殺
申酉天中殺

月支に印綬を持っていますが、空亡()しているため月支印綬破格です。印綬は技芸の星ですが、空亡しているため、現実的にもてる技芸を発揮できない憂いがあります。しかし生年に偏印を持ち、この偏印が生月の正財と辛-丙の干合をするため、偏印の悪さが抑えられ、印星すなわち技芸(偏印は特殊な技芸)に長けた持ち主です。
害は精神と肉体の不一致を意味しますが、思っていることが違った形で実体化しやすいとされます。それゆえ、己の欲やこだわりが強すぎると、思い通りの結果にならないことから精神的ストレスがたまり、病気になることも多いとされています。干合支害を宿命に持っている人はなおさらで、中島さんもそのおひとりです。
また、生月天冲殺所有者は古来からある伝統というものを、流れに逆らっても守り続けようとしたり、文明から脱皮して原始生活をするなど、人のやらないようなことをやっていくのも特色です。故に当然思考法も一風変わったものを持っています。お笑いの世界においては、その特性がいかんなく発揮され、虚をついた笑いを提供できるのです。とりわけ吉運期にある期間は・・・。
申酉天冲殺は、西方が欠ける天冲殺です。西方というのは、家庭であり配偶者の場所ですから、家庭内とくに配偶者としっくりいきにくいのです。家庭は安住の場所が本当なのですが、申酉天冲殺の場合はそれがなく慌しさになります。女性の生月天中殺持ちで、さらに申酉天中殺ゆえ、結婚運、家庭運が薄い憂いがあります。
以上は生来の宿命的特徴です。
(ここでは宿命論について詳しく私見を述べませんが、個性であり特性と捉え、長所は伸ばし、欠点は是正できるよう留意することで、人格を高めていけるのだと確信しております。よって結婚運が薄いからと云って結婚できない、幸せな家庭を築けないというわけではありません。宿命を知り、それを生かすことが大事なことだと思っています。)

中島さんは25歳~44歳までの20年間が、算命学で云うところの大運天中殺期間です。大運天中殺期間は、人生の枠組みというものがはずされ、自分でも予想できなかったくらい大成功を収める人もいれば、逆にそれまで想像できないほどあまりに悲惨で過酷な期間となる人もいます。
どちらも枠組みがまたはめこまれてくる最後の5年間がターニングポイントで、良かった人はとても苦難な期間を過ごし、悪かった人はようやく苦労と努力が報われ始めるとされています。
中島さんの場合は前者の大成功者で、23歳のときに松嶋尚美さんと結成したお笑いコンビ「オセロ」が、25歳の1996年に、ABCお笑い新人グランプリ新人賞を受賞し、そこからうなぎ登りの人気を博してきたことは、説明するまでもないでしょう。
問題は最後の5年間ですが、中島さんが39歳のとき、すなわち昨年から、苦難の期間が始まることとなります。
昨年、相方の松嶋さんが産休のため長期休養に入り、それに合わせるように中島さんも体調不良を理由に長期休養に入りました。
昨年辛卯年は、生年干支「辛亥」と、異次元融合の意がある「大半会」となり、さらに生年支と年支と生日支が、同じく異次元融合の意がある“亥-卯-未の三合木局”を形成しています。命式外の年支「卯」を中心とした異次元融合ゆえ、己の意志と離れたところとの融合を意味します。
一昨年の2009年庚寅年は、生月干支「丙申」と天戦地冲となる年で、思うに任せず、心の葛藤がとても大きな一年だったと思われますが、そんな中、今回の自称占い師(霊能者?)と出会い、昨年、まさに異次元の融合、縁を深めてしまったようです。
今年2012年壬辰年は、生月支と大運支と年支が、申-子-辰の三合水局を形成しています。この三合は、精神的な異次元融合を意味しますが、今までとまったく次元の違った精神状態に至ってしまっている中島さんであることがわかります。とりわけ月支「申」の蔵干通変星「印綬」が三合化してしまう場合、四柱推命では“印綬変了”と云って、今までの技芸の道を踏み外れるなど、かなりの凶意を持ちます。
大運天中殺最後の5年間のみならず、⇒大半会+三合木局⇒三合水局と、ここ3年間連続したことが重なったことが、運勢学的見た今回の騒動の遠因と云えるでしょう。

第8運 甲坐庚向ウメサンの専門は風水ゆえ、風水師の視点から少しだけ触れて補足したいと思います。
騒動となっているマンションは、渋谷区にある高級マンションですが、ネットで調べてみると、バルコニーが西側にあり、地図上の磁北を基準とすれば、甲坐庚向となります。2008年完成ですので、第8運です。
(右図は、その玄空宅運盤。赤字部分は2012年の年客星。)
昨年は坐となる東に五黄が巡ってましたし、この時期に話題となっている自称霊能者が入宅し始め、屋内の造作を少しでも行っているとすれば、災禍がふりかかります。
今回のような事象がおこるのは、坐向がはっきりしない空亡(※)である可能性もありますが、
でなければおそらく、陽宅三要である
門(氣口)
房(主寝室、床すなわちベッドも重要)
灶(、ストーブ)
の坐星、向星に、中島さんの本命卦である4(巽)、2(二黒)、5(五黄)、7(七赤破軍)が絡んでいたのではないかと思われます。

算命学的に言えば、この5年間を含め、今後20年間は試練のときで、日の目を見ないと断言する命家もおられます。
しかし宿命的にすべてが決定するわけではありません。運命は創るものです!
少なくとも44歳までのあと4年間は、かつての健康な心身を取り戻すための療養、リハビリはじめ、借金の返済はじめトラブルの解決等、平坦ではない険しい道ですが、立ち退きをきっかけに風水環境を変え、何よりも相方の松嶋さんはじめ、事務所、そして多くのファンが見守り、復帰を望み、祈ってくれているわけですから、そうした後押しのもと、早期に芸能界復帰を果たせますよう、心より祈願します。

※風水における空亡
坐向が決定できない、すなわち羅盤の糸が24方位の境界線上に乗る場合を空亡と云い、宅運は大いに不安定となるため、一般家庭では避けるべき凶煞のひとつ。霊現象が現れる場合もある。  
① 大空亡・・・八方位の境界線上に乗る場合で大凶。騎線ともいいます。
② 小空亡・・・八方位内の24方位境界線上に乗る場合で小凶。
どちらも、玄空宅運盤は作成できません。
流派によっては、①を小空亡、②を二十四山空亡と呼び、正中線(0°-180°、90°-270°)と四隅線(45°-225°、135°-315°)の四つの線上に乗る場合を大空亡と呼びます。

追伸)
それにしても今回の騒動で、占い業界の印象はかなり傷つけられており、立命塾門人の中にも、プロの占い師の方がおられますが、だいぶ痛手を負っています。
ウメサンは命と卜の所謂占いも行いますが、占いとは一線を画す風水を生業としているため、おかげさまでさほど影響はありません。しかし、まじめに誠実に行っている占い師の方々のためにも、早くこの騒動が収まることを祈ってやみません。

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