立命学 四柱推命学・算命学 風水鑑定

三合金局の年運に見事乗ったキンタロー。

 4月も早いもので晦日、明日から若葉萌える5月ですね…、気にはなっていたのですが、今月はまだ1回の投稿だけでしたので、駆け込み的なもう1回の投稿となりますが、お許しくださいm(__)m
 今回は今年になって一世風靡しているキンタロー。を、命理学の観点でとりあげたいと思います。

キンタロー。の命式は下記のとおり。

生年 辛酉辛 偏官 偏官 絶
生月 戊戌戊 正財 正財 墓
生日 乙亥壬     印綬 死
生時 不明
空亡 申酉
大運 26歳~35歳 辛丑 偏官 衰 
歳運 2013年 癸巳 偏印 沐浴 金与禄  

命式の主な特徴
・正財破格
・生年天中殺
 火
・守護神 丙丁
 
解説)
 月支元命「正財」ですが、生年支-生月支が酉-戌の害持ちゆえ、正財破格となり、正財の性情はあまり現れませんが、偏と言えども財官印の三宝が揃う命で富命です。
 算命学によれば生年天中殺所有者は、両親の力を借りることが出来ない、孤独なエネルギーの持ち主とされ、若いときに生家を離れて暮らすべき暗示があり、それに従ったほうが己の天性を発揮しやすいとされます。実際キンタロー。は、高校、大学時代、休み期間を利用して海外に長期ホームステイをよくしていたということで、己の宿命に準じていたと言えるでしょう。(なお母上は、キンタロー。が26歳のときに若くして急死されています。)
 大運干支の辛丑と生年干支の辛酉が大半会になっており、飛躍のチャンスの十年運にありますが、今年2013年癸巳年は、生月干の戊と年干の癸が戊-癸の干合で火化し、調候用神と守護神が出現しているだけでなく、年支-生年支-大運支が巳-酉-丑の三合金局が形成され、大半会+三合金局の年運となっています。算命学によれば三合は、異次元融合を意味し、大飛躍することもあれば、逆に今の地位や基盤から転げ落ちることもあるとされますが、それまでも絶対エースであった前田敦子さんがAKB48を卒業することになり、さらに世間の注目を浴びる中、その前田敦子さんの物まねによって一世風靡することとなったのですが、まさに天より与えられた千載一遇のチャンスをつかんだと言えましょう。
 長年占術に携わってきましたが、すべての事物に吉凶両面があることを感じます。
 風水学上では、五黄の土気を大凶として忌みますが、その五黄は中央、中心、帝王の象意も持つゆえ、使いようによっては、爆発的な大成功を得ることもできます。とは言え、常人にはなかなかその強すぎる土気を使いこなすことができないゆえ、一般論として五黄は避ける、化煞することとされているのです。
 今回取り上げた三合会局も、必ず飛躍する、一世風靡するというわけではなく、ある意味もろ刃の剣で、当人の動機や目的、天より与えられるチャンスをつかめるか否かで、結果として大成功か大失敗か、大きな差異が生じます。キンタロー。は2009年、急死して天国にいるお母さんが喜んでくれるように、芸人としてがんばる!と一念発起したそうですが、まさに天が祝すことのできる動機と目的であったのでしょう。
 運命は創るものである!と故安岡正篤先生は断言されていましたが、天性(天より賦与されている個性)、宿命的運勢のバイオリズムを知ることのできる四柱推命学は、安岡先生も占術の中で唯一学問的であると認めておられるように、大変有用であると確信してやまないウメサンです。

註)キンタロー。敬称をつけるのはかえって不自然ゆえ、省略させていただきました。

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