易学講座 四柱推命学・算命学

橋下徹市長の運勢を命理学的に考察

ご無沙汰しています。
9月は、8/18に敢行した奇門遁甲&玄空大卦擇日法を駆使した浅草寺改運参拝ツアーが効験したのか、いつもの月よりかなり多用となり、なかなかブログ投稿に時間を割くゆとりがなく、結局いただいたコメントに1件、返答しただけでした。我ながら、情けないですm(__)m
今月こそ月最低2件の投稿をノルマとして、がんばる所存です。
さて今月の1件目は、慰安婦に対する発言問題で、すっかり吸引力を減じた感のある橋下徹市長について、命理学的に考察をしたいと思います。
橋下徹市長の命式(1969年6月29日生まれ、生時不明)は下記のとおりです。
生年 己酉辛 偏財 偏官 絶
生月 庚午丁 正官 食神 長生
生日 乙亥壬     印綬 死
空亡 申酉

食神正格
生年天中殺
 水
守護神 壬癸
大運 39歳~48歳 丙寅 傷官 帝旺
歳運 2013年    癸巳 偏印 沐浴

解説)
身旺の食神格で、食神が長生に逢うは発福の暗示があり、また偏と言えども財官印三宝となる富裕の命です。
そして日干「乙」は、調候用神である水行の亥のうえに乗り、発展の命式です。
生年天中殺を持つ人は、親兄弟との縁が薄い憂いがありますが、実際父親は、小学生2年時に亡くなり、幼少の頃は母子家庭の長男として多感な時期を過ごしたようです。
官殺混雑(正官と偏官を通変星に持つ)の命で職業上の安定性に欠ける帰来がありますが、身旺の食神格かつ、正官は日干と「庚乙の仁義の合」ゆえ、その憂いはほぼありません。
また庚乙の仁義の合を持つ人は、大変バイタリティーがあり、文字通り仁義を重んじる性格の人が多いです。
大運の第一旬は己巳で生年干支とは大半会、生日干支とは天戦地冲で、算命学によれば天中殺が、第三旬と第四旬(29歳~48歳)に移動します。
橋下氏は大運天中殺に入った1998年に弁護士事務所を立ち上げ、年間400~500件もの案件をこなしたという、尋常ではないバイタリティーで仕事をこなされていたようです。
マスメディアに登場し始めたのは2002年頃で、本格的には2003年4月より、「行列ができる法律相談所」のレギュラーとなってから、大人気を博すようになりました。
そして2008年1月の府知事選挙で圧倒的勝利をおさめ、世界経済フォーラムのYoung global leaderの一人に選出されるほど、世界的にも知名度の高い一人となったのです。
そして「大阪都構想」を掲げて2011年11月には大阪市長選挙に勝利し、現在に至っています。
恐らくご本人すら、大運天中殺に入る前には、想像できない立ち位置に至っているのではないかと思います。
まさに大運天中殺期を上手に生かした典型のおひとりと言えます。
その大運天中殺期最後の5年間に入った本年2013年は、慰安婦に関する見解が仇となり、国内外から多大な批判を受け、かなりの吸引力低下を招いてしまいましたが、これも大運天中殺期最後の5年間は大試練を受けるという算命学の教えどおりの結果と言えます。
四柱推命学的に見ると2013年は偏印‐沐浴の年で、食神格の橋下市長にとっては「倒食」となる要注意の年です。食神の敵である偏印は、偏財があると倒食の悪さを抑えてくれるますが、幸い生年に偏財を有していますが、金性である庚と酉に囲まれて、偏印への抑制力は弱く、倒食作用を制し切れなかったと思われます。
大運天中殺最後の5年間への突入と、偏印‐沐浴による倒食年とが重なる中の、今回の舌禍であったと言えるでしょう。
橋下氏が起ち上げた維新の会の人気も急落し、公私ともに大きな試練の中にありますが、まだ44歳と若い橋下氏ですから、この試練を糧として、人としても政治家としても一皮むけて成長され、これからも天命に生きてほしいと祈るものです。

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