四柱推命学・算命学 風水探訪

歴史的な米朝首脳会談を命理学的に考察

 6月も中旬、昨日は台風5号が梅雨前線を刺激して、ウメサンの住む桶川も、朝から一日雨でしたが、本日は台風一過の晴天とまではいかないまでも、梅雨空には時折り太陽が顔を覗かせてくれています。
 梅雨と言えばアジサイの季節ですが、ウメサンちの庭では、昨年の剪定の仕方がよくなかったせいか、今年はアジサイは今一つ咲き方が乏しく残念です。代わってジャーマン・カモミールが可愛いお花を咲かせ、門から玄関へのアプローチに沿って小さなお花畑を築き、ほのかな癒しの香りをそよ風に乗せて、我が家に運んでくれています。

拙宅庭のジャーマン・カモミールの花畑

 さて本日12日は、史上初の米朝首脳会談が、風水の地であるシンガポールで無事に開催されましたね。
 現地時間9時(日本時間10時)に、トランプ大統領と金正恩委員長が左右から出てきて歩み寄り、右手で歴史的な握手をかわし、始まりました。
 シンガポールと日本の時差はわずか1時間ですが、シンガポールより少し東にあるベトナムとは2時間の時差があります。言うまでもありませんが、イギリスのグリニッジ天文台を基準とし、経度1度につき+4分、すなわち日付変更線となる東経度180度までは、東にいくほど時刻が進むことになるのです。よって当然、日本から経度が離れていればいるほど時差が大きいはずなのに、シンガポールよりも日本に近いベトナムのほうが時差が1時間多いというのは、いかに・・・?
 シンガポールは東経約104度ですから、GMT+416分(6時間56分)、日本の標準時の基準である明石天文台があるのは東経135度ゆえ、GMT+540分(9時間JUST)となり、本来は124分すなわち約2時間の時差があるのが本当で、ベトナムのほうが正しいということですね。
 下記はWikipediaに掲載されている「タイムゾーンマップ」より、アジア圏のみピックアップしたものです。

タイムゾーンマップ(アジア圏)

 これを見ると、 +8時間のゾーンがマレーシアとシンガポールのところだけ食い込んでいることがわかりますね。人口比率を見ると、シンガポールは華人(※)系が24%、マレーシアに至っては華人系がなんと74%を占めており、かなり華人の影響があるのではないかと思われます。
 世界的な金融センターであるシンガポールは、アジアで一番の香港はじめ、急成長している上海などの金融センターとの関係から、中国と同じ時差を用いているのでしょう。
 中国発祥の四柱推命や紫微斗数などの占術では、標準時ではなく、実際のその地において太陽が南中する時刻を12時とする真太陽時を採用するため、経度差と均時差を考慮しなければなりません。
 日本の標準時は東経135度における真太陽時ゆえ、これを基準とすると日本時間で10時のとき、東経104度のシンガポールにおける真太陽時は、
10時00分-(135-104)×4分+均時差=10時00分-124分+均時差
ですが、6/12の均時差はほぼゼロゆえ、
7:56となり、2018年6月12日辰刻(7時~9時)
となります。
 玄空大卦擇日法の課式では、下記のようになります。

2018.6.12辰刻

 詳細は避けますが、この課式は玄空五行吉課式で、さらに時刻と日が地天泰の親縁卦関係にあり、催財吉課式でもあります。よって、史上初の米朝首脳会談としては天の祝福を受けています。
 しかし残念ながら、トランプ大統領、金正恩委員長どちらに対しても、旺氣をもたらしてくれる日ではなく、逆に衰氣、すなわち氣を洩らす日となっており、お二人にとってはかなり妥協し、本心から納得のいく合意には至らなかったでしょう。
 
 さて、金正恩委員長の命理学的考察は4/16に北朝鮮・金正恩委員長を命理学的に考察2(1984年生まれか1983年生まれか?)にて投稿済みですが、今回はトランプ大統領を命理学的に考察したいと思います。
 トランプ大統領は1946年6月14日生まれですが、7日に電子出版した「チャンスの神様の前髪をつかめ!」でもとりあげていますので、先ずは抜粋して掲載します。

D.トランプ大統領の宿命DNA
D.トランプ大統領の宿命DNA2

 この本は、四柱推命や算命学の専門書ではなく、成功の鍵はチャンスの時を知り、チャンスを生かす!ということに視点を当てており、生年月日の干支関係のみを扱った、初心者でもわかる内容にしています。
 トランプ大統領も、見事チャンスを生かしていることを理解いただけたと思いますが、本文にもあったように、生月と生日の干支が干合・支合している天地徳合の持ち主で、物事をまとめる能力に長け、交渉上手であることが、干支からだけでもわかります。
 またこの本の付録として、生日干支占いを掲載していますが、トランプ大統領の生日干支「己未」を下に転載します。

D.トランプ大統領は己未日生まれ

 説明するまでもなく、大統領のご性格が良く表れていますね(^^♪
 このように生年月日の干支六字だけでも、かなりのことが分析できますが、もう少し四柱推命学、算命学にて深めてみたいと思います。
 下記がトランプ大統領の四柱推命命式です。

生年 丙戌辛 印綬 食神 養
生月 甲午己 正官 比肩 建禄
生日 己未丁     偏印 冠帯
生時 不明
空亡() 子丑
格 強旺格
 金、水
守護神 癸壬

大運 8年運
0歳~ 8歳 甲午 正官 建禄
8歳~18歳 乙未 偏官 冠帯
18歳~28歳 丙申 印綬 沐浴 
28歳~38歳 丁酉 偏印 長生
38歳~48歳 戊戌 劫財 養
48歳~58歳 己亥 比肩 胎
58歳~68歳 庚子 傷官 絶 大運天中殺
68歳~78歳 辛丑 食神 墓 大運天中殺
・・・

 月支元命は比肩で、干支を見ると生月干と我が身日干が干合して土化するため、我が身を強める火土オンリーの強旺格で、ゴーイングマイウェイでかなりの強運の持ち主です。
 また、トランプ大統領は14日で72歳になられますが、大開運するか、はたまた奈落の底に陥るかという大運天中殺期間にありますが、強旺格にとっての好運期でかつ、守護神の金、水運にあるため、見事アメリカの大統領の座をつかみ、歴史的な米朝首脳会談というビッグイベントに携わることができたと言えるでしょう。
 ただし大運支の丑を含めて、未、戌がそろう三刑の十年間でもあるため、身内の不和、すなわち閣僚達との不和がつきまとう憂いがありますが、まさに具現化してしまっていますね。
 そして人生の枠組が取り除かれる大運天中殺期間の最後の5年間は、再び人生の枠組が築かれていくため、大試練があるとされますが、トランプ大統領が74歳となる2020年からその期間に入ります。
 次期米大統領選挙は2020年11月にありますが、恐らく二期目は難しいのではないかと思われます。
 以上簡潔ですが、四柱推命学と算命学で補足させていただきました。

 とにもかくにも、史上初めての米朝首脳会談、これからが朝鮮半島非核化、米朝国交正常化、そして日本にとっての最大の課題であった拉致問題の解決、日朝国交正常化に向け、実務的な交渉がなされていくわけですが、打ち上げ花火で終わることなく、良い結果に結びつくことを、心より祈願するものです。

追伸) 四柱推命学を学びたい方へ
 ウメサンの私塾「立命塾」では、9月~12月の四か月間、
 第十二期立命塾実践的四柱推命学講座
を催行します。ぜひ塾の門を叩いてください。お待ちしておりますm(__)m
 

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