陰宅風水 風水鑑定 開運法

~玄妙なる玄空大卦法による陰宅風水鑑定例~

今年は、身命占で天啓をいただいたこともあり、いよいよ陰宅風水鑑定に力を注ぎつつあるウメサンです。
ここで陰宅風水鑑定の実例を、匿名かつ特定箇所はぼかして下記にご紹介させていただきます。
玄妙なる陰宅風水鑑定の様子を、少しでも実感していただけますと幸甚です。

一、下盤日時
  2012年〇月〇〇日13:20頃~14:00頃

二、墓所
  A県B市〇丁目〇の〇〇 

三、鑑定物件
 1)X家分家墓地
 2)X家本家墓地

四、仙命データ
 1)〇〇〇〇様(主命様の母上)
   昭和〇〇年〇〇月〇〇日生まれ
   平成〇〇年〇〇月〇〇日逝去
 2)〇〇〇〇様(主命様の祖父)
   明治〇〇年〇〇月〇〇日生まれ
   昭和〇〇年〇〇月〇〇日逝去

五、主命データ
   〇〇〇〇様
   昭和〇〇年〇〇月〇〇日生まれ

六、巒頭より
 1)坐方に〇〇〇が鎮座しており、向方は〇〇の駐車場となっていて、巒頭的には『背山臨水』の条件を満たす。(ただし平地ゆえ、向方には同じレベルで数基の他家お墓が建立されており、隣地境界の塀もあり、完全な臨水ではない。)
   また他家墓石や塀は広範囲のため、理氣における収山出煞(※)の技法は使えない。
   向方には、頂心煞、稜角煞等の形煞となる対象物はない。
 2)1)とは正反対の坐向となっており、坐方が〇〇の駐車場で、向方に〇〇〇が鎮座しており、背山臨水の巒頭上基本原則に反した『坐空朝満』となっている。
   主命から聞くところによると、以前坐方には〇〇本社があったが、十数年前に改築され、本社位置も移設されて、結果坐方は駐車場となり、坐空となってしまったということ。それ以来、本家の後孫は家運衰退傾向にあるとのこと。

七、理氣より
鑑定法;玄空大卦法

<玄空大卦抽爻換象円図とX家分家の墓坐、墓向>

玄空大卦外円図(X家陰宅坐向)

<玄空大卦抽爻換象円図とX家本家の墓坐、墓向>

玄空大卦外円図(X家本家陰宅坐向)

 1)X家分家のお墓
  ①坐(山)向
   墓坐 雷澤帰妹 五爻 玄空数8 卦運七
   墓向 風山漸  五爻 玄空数2 卦運七
  <経曰>
   ・主命(〇亥年)は出卦しており、丁運の影響なし。
   ・仙命(〇巳年)は出卦しており、後孫への丁運の影響はなし。
   ・下運に属しており、旺運である。
   ・吉爻には入っていない。
  ②龍水
   近隣に山はない。
   水となる河川等もないが、敷地前面が石で被われており、雨水は墓地前面の石段へ流れ込む模様。現状では水口とするには幅が広すぎ、玄空大卦法上の吉凶判断はできない。
 2)X家本家のお墓
  ①坐(山)向
   墓坐 雷山小過 初爻 玄空数8 卦運三
   墓向 風澤中孚 初爻 玄空数2 卦運三
  <経曰>
   ・仙命(〇子年)は出卦しており、後孫への財運の影響はなし。
   ・主命(〇亥年)は出卦しており、丁運の影響なし。
   主命である〇〇様に直接影響を与える男子直系の祖父は、出卦しているので、財丁ともに本家お墓の主命への影響は少ないと言える。
   ・上運に属しており、衰運である。
   ・吉爻に入るが、空亡線に限りなく近く、墓運は不安定ゆえ、後孫の家運も不安定となる懸念あり。
  ②龍水
   近隣に山はない。
   水となる河川等もないが、敷地前面が土で被われており、雨水は敷地全面の土中に染み込むため、水口とはならない。

八、まとめと陰宅風水対策
     主命である〇〇様の男子直系の祖父である〇〇さんの仙命は出卦し、また主命も出卦しているため、財丁ともに主命への影響はほとんどないと考えられる。
     分家の墓は、仙命である母上、主命である〇〇様どちらも出卦しており、丁運の影響はないと考えられる。
     一方、〇〇に対しては仙命、主命ともに入卦しているので、財運の影響はある。
     そこで陰宅風水対策としては、分家のお墓に水口を設ける工事をするとよい。鑑定時に提言した水口位置は、墓石中軸を基点として、墓向と合十関係となる〇〇〇〇の方位であるが、残念ながら〇〇〇〇は風山漸に対し、出卦してしまうので使えない。
     そこで〇〇〇〇になるように、もう少し西寄りに水口を設けると、水口は墓向に対し入卦し、さらに〇〇は、水口から墓向に対して〇〇となるため、催財の効果が期待できる。
     ただし本年(2012年)は、墓坐に五黄が回座するため、一切の工事は不可である。
     よって来年(2013年)、吉日時を待って水口工事敢行をお勧めする。

平成24年6月27日

               〇〇〇〇 様

                      立命塾塾頭 三元玄空風水師 楳山天心 九拝

※収山出煞…貴峰、好水があれば積極的に発する氣を取り入れ、悪山悪水あれば逆に発する煞氣の影響を受けないように、墓の坐向や位置を調整すること。

実際に陰宅風水鑑定を行うと、陰宅こそ陽宅の根であることを実感します。
いかにご先祖が安らかに眠れる巒頭環境、理氣環境を築くか、とても難儀ではありますが、そうした安墳をなすことができれば、先祖の魄が地霊より賜る旺氣の影響を、後孫も受けることができるのです。
現代の陰宅事情は、自然環境に恵まれた昔とはかなり異なってきていますが、先人達が長い年月かけて築き上げてきた玄妙玄空なる理論と技法をより深く研究し、現代の陰宅事情の中でも伝承していけるよう、天命と思って頑張る所存です。
今後ともよろしくお願い致します。

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