四柱推命学・算命学 擇日

天地徳合の年なのに不振の石川遼選手を命理学的に考察

昨日23日は霜降でした。文字通り霜が降る時節となったことを教えてくれる二十四節気のひとつです。
二十四節気のひとつである霜降は「しもふり」でなく、「そうこう」と読むのが本当で、前者だと高級な食肉を連想させられてしまいますね(笑)
私事ですが、霜降の23日はウメサンの娘の20歳のバースデーでした。娘も20歳の大人になったかあ・・・、いよいよ親元を巣立つ年齢になり、うれしいことはうれしいのですが、月日が経つのが早いことも感じつつ、感慨深い一日でした。
さて、前回投稿から二週間以上も経てしまいましたが、今回は命理学をもとに投稿させていただきます。
立命塾も早いもので六年目、第六期に入っていますが、4月に開講した実践的風水学()は8月に終了し、9月から4か月間は、命理学として実践的四柱推命学講座を催行中で、今月は20日~21日の2日間、浅草にて行いました。講義の中では、数多くの著名人の生年月日(時)を例題として演習しています。
そこで今回は、講義の中でも取り上げている人気若手ゴルファーの石川遼選手について考察してみたいと思います。
石川選手の経歴は記す必要もないと思います。今年は石川選手にとって、プライベートでは入籍されたということでハッピーですが、ゴルフのほうは今日現在、今年はいまだ未勝利、賞金ランキング30位ということで、かなりの不調な年となってしまっていますね。
石川遼選手は1991年9月17日(生時不明)生まれで、命式を簡略すると、下記のとおりです。

生年 辛未丁 劫財 正官 冠帯 天乙貴人
生月 丁酉庚 正官 比肩 帝旺 羊刃
生日 庚寅丙     偏官 絶
空亡 午未

 水木火の3性
守護神   丙丁

大運
0~ 3歳 丁酉 正官 帝旺
4~13歳 丙申 偏官 建禄
14~23歳 乙未 正財 冠帯 大運天中殺
24~33歳 甲午 偏財 沐浴 大運天中殺
・・・・・・

歳運
2010年 庚寅 比肩 絶
2011年 辛卯 劫財 胎
2012年 壬辰 食神 養  生月と天地徳合
2013年 癸巳 傷官 長生

石川選手は、まだ高校一年生になったばかりの2007年、マンシングウェアオープン KSBカップにアマチュア枠でツアー初出場し、日本のプロゴルフ大会においての史上最年少、15歳での優勝を達成しました。
大運では14歳より大運天中殺期(※)に入っており、さらに2006年2007年の二年間は、守護神である丙丁、調候用神である水火(木は生日支に寅、大運干に乙を持つ)が巡っており、まさに世の中をあっと言わせるほどの急激上昇の異次元融合の運気にあったことがわかります。
本年2012年はというと、生月干支と、壬-丁と辰-酉の“”の年です。天も地も合するので、徳合と称され一見、徳のある良い年と思われますが、命式によっては一概に徳がある、吉となるとは云えないのです。
石川選手の命式を見ると、日干「庚」と月支「酉」の身旺の命式で、金が旺じているため、水木火の3つが調候用神です。宿命として、すでに月干に丁、日支に寅と、火と木を持っているので、発展の命式です。あとは水が巡る大運、年運は完全に調候され、努力の大きく実る年となります。
2012年壬辰年は、肝腎の水(壬)が巡るのですが、生月干と壬-丁の干合が形成され、水も火(丁)も去ってしまいます。さらに生月支とは辰-酉の支合が形成され、金が非常に強くなってしまう年で、調候が崩れてしまっています。
15歳でプロ入りしてから7年目にして、最も苦しい一年となってしまっているのは、こうした宿命が遠因になっていると思われます。
賞金ランク25位までが出場できる、国内最後のツアー「日本シリーズ」の出場が危ぶまれている石川選手ですが、残り4つのツアーでがんばり、ぜひ25位以内に入って、日本シリーズで今年の有終の美を飾ってほしいと思います。
なお来年2013年は癸巳年、また水と火が巡って命式が調候される年ゆえ、きっと今年一年の試練が実を結び、海外ツアーでの活躍も大いに期待できるとウメサンは思っています。
石川遼選手の今後の益々の活躍を祈ります。

※大運天中殺
 算命学においては、大運支に空亡()が巡る場合、大運天中殺期とする。歳運の2年間と同じく、この期間は人生航路における枠組が取り除かれるとされ、大きく飛躍するチャンスで、一世風靡することさえ夢ではないとされる。しかし逆に大きく下落する危険も孕んでいる期間でもある。

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