四柱推命学・算命学 陰宅風水 開運法

「冲」「害」の年に人間ドッグを思い立った宮迫博之さんの早期回復を祈ります

今年も早いもので師走に入り、余すところ四週間となりましたね。
本日はいよいよ衆院選挙の公示がなされ、熱き選挙週間に突入しましたが、ここ桶川は冷たい雨が降り、選挙カーによる街宣もまだ聞こえず、嵐の前の静けさという感じです。

さて、12月最初の投稿は、一昨日大きな芸能ニュースとなった、宮迫博之さんの重い胃の疾患による休養について、命理学の観点から取り上げたいと思います。

宮迫博之さんについてはいまさら説明するまでもないと思います。
雨上がり決死隊のボケを担当し、多くのバラエティー番組のレギュラーを務める人気芸人ですが、重い胃の疾患(昨日、胃がんと発表)での突然の休養宣言に驚いたウメサンでした。
宮迫さんは、昭和45年3月31日(生時不明)生まれの今年42歳で、命式は下記の通りです。

生年 庚戌戊 比肩 偏印 衰  金与禄 紅艶
生月 己卯乙 印綬 正財 胎
生日 庚戌戊     偏印 衰  魁罡 金与禄 紅艶
生時 不明
格 正財破格
空亡() 寅卯
 金土
通関神 水

大運 
33歳~42歳 癸未 傷官 冠帯  天乙貴人 華蓋 
歳運
2012年 壬辰 食神 養  冲 害

解説
宮迫さんは、月支に正財を持ちますが、正財は弱いため破格です。しかし生年支-生月支-生日支が戌-卯-戌と支合の重なりとなっており、戌には偏印、卯には正財が蔵しているため、特殊な技芸で財を生むという暗示があります。
また神煞として、紅艶を持つため、人気運特に異性運があります。そして魁罡も持つため強運で、学芸に秀でる暗示があります。
調候用神は金と土で、命式中にどちらも存する発展の命です。調候の観点からすれば、卯月木の金氣の勢力はますます衰え、水木を必要としないのですが、宮迫さんの命式は金土が大変強いため、水は忌神にならず、むしろ財の木を生む通関神です。
大運は癸未運ですが、今年は最終年にあたり転換の年です。大運の癸は財(木)との通関神で傷官運ですし、神煞として華蓋も付くゆえ、己の技芸を通じて多くの財を生む十年間だったのではないでしょうか。
今年(2012年)壬辰年は、年支と生年支、生日支が、辰-戌の冲の重ね、生年支と生月支が卯-辰の害となっており、“衝突”と“精神と肉体の不一致”の暗示があります。もともと宿命に支合の重ねがあり、まだ大運を見ると、大運支と生月支が未-卯の半会、大運支と生年支、生日支が未-戌の破で、所謂「晦気」の乱運の年です。
「破」自体は、四柱推命学では特に軽視されており、実際それ自体は宿命、運勢に大きな影響を与えないようです。たとえればコップに水ももれないほどの小さなひび割れがあるようなものです。
しかし「破」が「冲」とか「害」と重なると、そのひび割れが大きくなり、コップの中の水が漏れてしまうのです。
宮迫さんにとって今年は、まさに「破」と「冲」「害」が重なる年で、“精神と肉体の不一致”なる暗示を持つ「害」が、疾患という形で現れたと思われます。
もともと土性の強い命式に加え、大運は未(土)運、歳運も辰(土)運にありますが、「害」と五行の土性大過が重なると、がんなどの悪性腫瘍になりやすい傾向があるようです。
芸能ニュースを読むと、急に人間ドッグに入って健康診断をする気持ちになり、そしてどうせなら苦しいけど胃カメラも飲んじゃおうと思い立ち、初期の胃がんが見つかったということでした。まったく自覚症状はなかったということで、不幸中の幸いだったのです。
42歳までの大運には、貴人星中最高の天乙貴人が付いています。天乙貴人は貴人のうち最高とされ、いっさいの凶殺を避け、目上の援助や引き立てを受け、成功発展するとされます。
「破」は傷官と逢うと、勘が鋭くなるという暗示もあり、「冲」「害」の重なる凶象の年にありながら、人間ドックそして胃カメラ検査を思い立たせてくれたのではないかと、ウメサンは感じました。
その思い、心の中に生じた声こそ、陽明学で言うところの『良知』に他ならず、『良知』に従うことこそ大事であると陽明学は教えてくれています。
九死に一生を得ると言いますが、手術も成功し、また来年早々、宮迫さんの元気な姿をテレビで拝見することができると確信しております。
宮迫さんの快気を心より祈ります。

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